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ハリケーンイルマがメキシコ湾に接近、今度はヒーティングオイルか?!

米国を直撃したハリケーンハービー被害は一説には1800億ドルにも上るとされていますが、
その傷も癒えぬというのに、今度はハリケーンイルマが今週末にもフロリダに上陸の見込み。

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テキサス州のメキシコ湾岸には、全米の製油能力の3分の1、日量560万バレルの製油所が
あります。ハリケーン「ハービー」が直撃したため、州内10カ所の製油所が
一時操業停止に追い込まれ、ガソリン価格が上昇しました。

※NYガソリン価格

ガソリン

現在は徐々に操業を再開しているほか、
EIA:エネルギー省が9月1日、市場を安定化するため、戦略石油備蓄(SPR)から
最大450万バレルの原油を放出する方針を発表したことで、
ガソリン価格は急落しています。

このエリアを再びハリケーンが襲うとなれば、、、再びガソリンが上がる?!
かと思えば、現在のところ、ガソリン価格に大きな動きはありません。

その代わり、ヒーティングオイル(暖房油)が上昇基調を強めていますね。

※NYヒーティングオイル

灯油
そう、需要の端境期に入っているのです。。

米国のドライブシーズンは5月29日のメモリアルデー(戦没者追悼記念日)から
レイバーデー(労働者の日)の9月4日までです。

ドライブシーズン=ガソリンの需要期、ということ。

シーズンピークは独立記念日の7月4日前後とされていますが、
レイバーデーの3連休が夏休みシーズンの終わりを告げる連休となるため、
ガソリン需要の最後の最後のピークを迎えるとされています。

この時期にハリケーン被害で原油からガソリン、灯油へと精製する製油所が
停止してしまったことからガソリンが足りなくなる?!
との思惑からガソリンが急騰したんですね。

そして、今からは冬支度。
今度は暖房油、ヒーティングオイルの需要期が意識されます。

製油所停止で懸念されるのは、ガソリン不足ではなくてヒーティングオイル、、、
ということになってくる時期なんですね。

ヒーティングオイルは冬支度が、例年7月から9月にかけて在庫の積み増しという形で
始まります。真夏にはすでに冬支度スタートなんですね。
そして9月半ばくらいから出荷量が増加するため、在庫が取り崩され始めます。

今はまさに、需要が出始める時期。

ここにハリケーンイルマが直撃すれば、需要期のシフトから
ガソリンではなくてヒーティングオイルのほうが上昇バイアスが大きい、
ってことになってくるということなんじゃないかと思っています。

またヒーティングオイルが先般のガソリンの急騰のような値動きに
なっているわけではありませんが、、、

※NYガソリン(青)ヒーティングオイル(赤)比較

比較

9月5日(黄色のライン)はガソリンの需要期の終わりを告げるレイバーデー終了時期。