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ゴールド北朝鮮リスクで小反発も冴えないプラチナ

プラチナ価格が、、、冴えません。
足元では9/8につけた1022ドル台を高値に再び1000ドル割れ。
1000ドル大台を固めることができません。

プラチナ

そもそも7月の891ドルの安値から1000ドル台まで回復できたことの方が意外だったかな。
何故ならファンダメンタル的にはプラチナを買う理由はほとんど見当たらないからです。
ただ、1000ドル割れ水準は割安に感じる、、、というだけで・・・
(その1000ドル割れが割安という価値観も修正されつつあるのかも)

7月から9月のプラチナ上昇は、ゴールド上昇に連れたものでした。
比較チャートを見てみれば一目瞭然。
同じ日柄だけ上昇しました。同じ日にトップアウト。
(9/9北朝鮮建国記念日に何もなかったことがあらゆるマーケットの転換点となりました)

※ドル建てゴールドとプラチナ日足

プラパラ
地政学リスク後退からトップアウトしたゴールド。
その後、9月FOMCでFRBが年内の追加利上げの可能性を排除していないことが確認されると
ドル金利が上昇、ドル高となったことがGold下落を加速させ、
プラチナ価格の下落も大きくさせました。

そして、足元では明日10月10日の北朝鮮朝鮮労働党創建記念日を前に再び金が物色されていますが、
プラチナはピクリとも動いていません。。。。

あれ・・・・?Gold上昇に連れ高とならないの。。。?

ゴールド上昇に連れて上がることすら出来なくなってきたとすると
この先プラチナは何を材料に上昇するんでしょう・・・ってことになってきます。

何故、足元で金が反発しているのにプラチナが上昇できないのか。

①生産国の通貨、ランド安が止まらない

ドル/ランドのチャート(緑ライン)と比較してみました。
ドル/ランドなので、上昇しているとドル高ランド安ということです。

ドルランド

ドル高ですねぇ、、、即ちランド安。

ドル高ならば、ゴールドも下落するはずですが、
ゴールドは足元では10日の有事警戒が価格を押し上げています。
プラチナは有事で買われる特性がない、ということでもありますけれど、
ランド安も重石となっているんでしょう。
生産国通貨の下落は商品安の材料です。

ランド安、ドル高が止まらなければプラチナは一段安となる可能性は排除できません。


②PGMとしてはパラジウムが強い

9月、2001年以来再びプラチナとパラジウムの価格が逆転しました。
達成感から、鞘は再び広がる方向にはじき返されるとの見方を一蹴。
価格は逆転したままとなっています。

パラジウムとプラチナ

パラジウム価格が高くなれば、価格の安いプラチナの需要が喚起されると思われますので
このまま逆ザヤが拡大してプラチナがどんどん安くなるとも思えませんが、
トレンドとしてパラジウムが上昇基調を崩しておらず、勢いはパラジウムに軍配。

米国の9月の自動車販売の伸びには驚かされました。
完全にハリケーン被害による買い替え需要の影響なのですが、
米国の自動車はガソリン車。
パラジウム需要が拡大したことが伺えます。

これも、プラチナ低迷の背景でしょう。
ガソリン車の触媒需要はパラジウムなのです。

beishihyou
ということで、冴えないプラチナ市場。
1000ドル割れ水準を積極的に売る気にはなりませんが、
何か突発的に、この夏のような上昇があって1000ドル超えとなれば
そこはやっぱり、売りなんだろうなぁ、、、と思っております。