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サウジで何が起こっている?!きな臭いニュースの裏の原油高

 

 

 

 

 原油価格は堅調に推移していますが、、、

※WTI原油

WTIi

 その裏で、産油国サウジアラビアのきな臭いニュースが流れてきています。

サウジが空港閉鎖、抵抗勢力一掃へ 著名投資家ら拘束
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO23131870W7A101C1EAF000/

改革に抵抗する勢力の国外への逃亡を防ぐため、空港の閉鎖~。
「汚職」を名目に多数の王子や現役閣僚らを拘束。

サウジ王子、ヘリ墜落で死亡 対イエメン国境付近
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20171106-00000001-jij_afp-int

王子1人と当局者数人を乗せたヘリコプターが墜落し、王子が死亡。

ちょっとちょっと、それって大ニュースじゃないの??

と思いますよね。確かにそれなりに大きなニュースではありますが
王子ってたくさんいるんです。。。

※サウジアラビアの王子はいったい何人いるの?
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151104-00000005-wordleaf-m_est&p=1

初代国王の息子だけで、36人から50人~
第2世代の王子の数を50人として、その全員が5人の子どもをもったとすると、第3世代王子の数は250人、さらに彼らが5人の子どもをもつと、第4世代は1250人、さらにその下は5000人というぐあいに、ネズミ算式に増えていく。これは、アブドゥルアジーズ直系の男子だけであり、王女や傍系の王子は含まれていない。

ということで、王子が何人いるか正確にはわからない、、、、ようですので
それ程の大ニュースにはなっていません。

ただ、何か起きていること明らか。

現在、サウジ政府の実権を握っているのが、サルマン国王の実子
ムハンマド・ビン・サルマン皇太子、通称MBS。

このMBSがトップとなる「反汚職委員会」が反対勢力の粛清に入った、
ということのようです。

サルマン国王(81)は2017年6月に、
王位継承順位が1位のムハンマド・ビン・ナエフ皇太子(57)を解任、
実子であるMBSを皇太子に昇格させる異例の人事勅令を発表したばかり。

早速強権をふるっているということですね。

MBSは「ビジョン2030」と銘打った大改革を発表しており
「脱石油依存」を掲げています。
その一環が国営石油会社サウジアラムコの一部民営化、IPOですね。

このアラムコのIPOは2018年とされていましたが、
どうやら、2019年に先送りされそうなムードも。

サウジがアラムコの国際市場IPOを19年に先送り検討
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-10-14/OXSK0X6K50XS01

反対勢力もあるようですが、どうなるでしょうね。

サウジアラムコが上場する際の資産価値は原油価格に左右されます。
原油価格が高い方がベター。

OPECと非OPECが協調減産に取り組み、珍しくその遵守率が高い背景には、
アラムコ上場の成功を目論むサウジの思惑も透けて見えますが、
MBSがこのように王族の粛清に乗り出すということは
アラムコIPOを先送りしたくないのかもしれません。

アラムコ上場の時期に原油価格が高いことが理想ですので
これが1年遅れるというのは、原油市場にとっては短期的にはネガティブ材料。

これを遅らせんとするための強硬策に出ているとするならば
11月30日のOPEC総会でも、それなりに原油価格を支える策が発表されるのでは・・・
という思惑に繋がるでしょうから、原油価格はOPEC総会までは
支えられるんじゃないかと思います。

市場関係者の1部には、王族の拘束で、その中にツイッターやアップル、
大手メディアなどに幅広く投資している「キングダム・ホールディング」を率いる
ワリード・ビン・タラール王子も含まれることから
キングダムホールディングの資産売却によるマーケット下落を懸念する向きも
あるようですが、オイルマネーはサウジだけではないので
仮にそのようなことがあっても、別のマネーが流入して価格を支えてしまうんじゃないかな。
それ程警戒することもないと思います。

ということで、11月30日OPEC総会に向けては原油は押し目買い継続。