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OPEC総会に向けた原油高ラリーは一服か?!

原油が上値重くなってきました。そろそろ上げ一服となりそう。

11月30日がOPEC総会ですが、イベントラリーとしては
あまりにも早くから価格上昇が始まってしまっていたので、イベントまで上昇できないかも。

実際には11/30の総会前に、11/20頃から事務方での協議が始まり、その内容が
出てくるので、11/20くらいになると事実がほぼ出てきちゃう。
ということで11/20くらいまでが思惑でのイベントラリー期間ということに
なるかと思いますが、もうすでに11/14ですものね。

※WTI原油価格 上値が重くなってきた

WTI

昨日11/13にはOPECが月報を公表。世界の需要見通しを上方修正しています。

2017年と18年の世界の石油需要見通しを前月から引き上げ
非加盟国の供給見通しを前月から引き下げました。
これは、先行きの需給の引き締まり期待に繋がるプラス要因。

さらに10月の加盟国の生産が9月比で減少に転じており、これも買い材料。
というとであれば、原油価格は買われてもいいのですが、ほとんど上がっていません。
というか上値の重さの方が気になるチャート形状ですね。

また今日11/14には 国際エネルギー機関(IEA)が報公表。
2018年世界エネルギーアウトルックを公表。
世界的な石油需要は電気自動車の拡大と共にやや減少するが、
石油化学製品や輸送向けの需要は引き続き増加するとの見方を示しています。


現行法や発表済みの環境政策などに基づく「新政策シナリオ」では、
石油価格は2020年代半ばまでに1バレル=83ドルに向かって上昇が続く見通し。
50─70ドルのレンジ内で長期均衡に至るとの見方を示しています。
現状の価格帯にあれば、供給過剰は解消される、ということね。

面白いのが電気自動車の販売台数予想。現在は200万台程度ですが
25年に5000万台、40年に3億台に増加すると想定しています。
これによる世界的な石油需要の減少量は日量250万バレル(約2%)にとどまる予想。
これは楽観シナリオと取るべきか、電気自動車時代となっても石油需要がそれほど
落ちないという見通しですね。

こうした材料も、原油価格をサポートするはずですが,どうも上値が重い。
ということで、ラリーが終わった可能性もあります。

ここからはこれまでの買い目線から売り転換したいと思います。

このところ60ドル台~70ドル台予想が増えた印象があるのよね。
つまり強気見通しが増えている。

ファンドのポジションもほら、随分原油ロングが積みあがっているわよね。

※CFTC建玉明細 ファンドの原油買いと売りを相殺した買い越しポジション
IMM
ロングが積みあがる過程で原油価格も上昇してきました。
しかし、このレベルまで買い残が積みあがってきていて、価格上昇が鈍ってきた、
というのは、ファンドの手仕舞いを誘発しやすいんじゃないの?!って思いませんか。

ということで、中期的には60~70ドルという需給環境に近付いているとは思いますが
短期的には、上値重く、一度調整が必要かと思うので50ドルくらいまでの下落もありそうです。