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2018年はコモディティ上昇の年に?!米国、次のテーマはインフラ投資

2018年はコモディティ価格飛躍の年になるかもしれません。

まずはCRB商品指数。

CRB
大きく切り返してきました。

こちらはウィークリー。
来年は200Pのレンジ上値を超えるんじゃないかしら。

CRBshuuashi

大きく切り返している商品指数ですが、昨晩26日は原油が大幅上昇。

※WTI原油日足

原油
材料はパイプライン爆破のニュース。

※武装集団がリビアの原油パイプラインを爆破。
リビア産油量が最大で日量10万バレル減少する事態に。

パイプライン爆破がなくても、高止まりであった原油。

その背景には、世界の需給がいよいよリバランス、均衡に向かうという
商品市場の価格変動要因の根幹にある需給のサポートがあるのです。

イラク石油相、市場は2018年第1四半期に需給均衡とコメントしていますね。

アメリカシェール生産増で世界の石油需給は供給過剰に陥っていました。
世界在庫も5年平均を大幅に上回って需給はじゃぶじゃぶとされてきましたが
OPECの減産が継続されていることと、世界の需要は堅調に伸び続けていることから
いよいよ需給のバランスが均衡に向かうということですね。

原油価格が上昇すればシェール生産が増えるから結局原油価格は
上がらないという指摘もありますが、
しかし、意外と米国シェール生産は抑制的です。
米国とて原油価格を崩したいわけではありません。
増産ピッチを上げ目先の収益増を狙うことで原油価格が下落してしまえば
石油関連への投資が減少し設備投資もできなくなってしまいます。

2015年の急落の経験から増産意欲は旺盛でも無秩序に生産することはなさそうですね。
ということで、ジリジリ価格が上昇していたところへパイプライン爆破で勢いがつきました。
パイプライン爆破による供給障害は、一時的な材料で
復旧すれば爆破によって上昇したプレミアムは剥落すると思われますが
CRB商品指数の上昇は原油などエネルギーの上昇だけが寄与していたわけではありません。

※貴金属日足チャート一覧

貴金属一覧

貴金属も全般上昇中。

※特に、銅価格がすさまじい上昇を見せていますね。

銅価格
ニューヨーク銅先物相場は14営業日続伸と、約1年ぶりの長期上昇。
2014年1月以来の高値を奪還。銅相場は年初来で31%上昇しています。

足元では中国最大の産銅会社である江西銅業が25日、
地域の汚染水準に基づいてさらなる審査が行われる前に、
少なくとも一週間生産を停止するよう当局から指示を受けたなどの材料がありますが、
それよりも、米国のインフラ投資の期待がきかっけでしょう。

トランプ米大統領は長らく約束してきたインフラ計画を
来年1月に発表し、政策課題を推進し続ける方針のようです。

トランプ大統領のインフラ投資の選挙公約は1兆ドル(約113兆円)

就任100日以内に計画を打ち出すとしていたのですが、
オバマケア代替法案施行に失敗、税制改革法案成立にも
2017年いっぱいかかり時間がかかりました。

インフラ投資は後回しになっていたのですが、税制改革法案が成立したことで
いよいよ2018年は1兆ドルのインフラ投資計画が進められる、との期待が
コモディティ市況を押し上げています。

通貨でいえば、豪ドルが注目。
コモディティは非鉄が注目でしょうか。

来年はコモディティ上昇が期待できそうです。

本年もコラムを愛読いただきましてありがとうございました。
また来年も続けていきたいと思います。

皆様、良いお年をお迎えください。