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CRBインデックス重要な節目~プラチナ上昇の背景と今後

CRBインデックスが上昇してきて、重要な節目のトライに成功できるか?!ってポイントにさしかかっています。

※CRBインデックス(商品指数)

CRBinndekkusu

商品インデックスが上昇しているってことは、商品価格全般が上昇基調にあるってことです。
※CRBインデックス構成銘柄 https://www.ifinance.ne.jp/glossary/index/ind021.html

国際商品高の背景には、ドル安の影響も大きいです。

2008年リーマンショック以降のドルインデックスとCRBインデックスを比較したチャートを見てみると、、、

※ドルインデックスとCRBインデックス(ろうそく足がCRB)
ドルインデックスとCRBインデックス比較

見事な逆相関ですね。
つまり、ドル安となれば商品価格は上昇するという関係です。

しかし2017年前半まではこの相関が崩れていました。
ドル安が進行しても尚、商品安が進んでいたのです。

※2017年のドルインデックスとCRBインデックス

2017年のドルインデックスとCRBインデックス
何故昨年前半まではドル安でも商品価格が上がらなかったのか・・・。
ちょうど昨年前半までは、欧州の選挙リスクだとか、
北朝鮮問題とか地政学リスクが叫ばれ続けた時期です。
リスク資産に資金を投入できる地合いではなかった、という点がひとつ。

また、2017年秋は5年に1度の中国共産党大会が開催され、
ここまでは景気のテコ入れをするから相場は支えられても
秋以降には崩れるという見通しが大勢だったのですが、
その思惑は見事に外れ、共産党大会通過後むしろ世界のリスク選好ムードは加速。
IMFが10月に世界経済見通しで成長率を上方修正したこともリスクテイクを後押し。

リスク資産にマネー流入が加速した、、、そのために、ドル安に反応が鈍く
出遅れていた商品市場が最も上がりやすかったということなんじゃないか、とみています。

ドル安が続けば、CRBインデックスはこの節目を突破して新境地へ。
2018年インフレの年となるか?!幕開けです。

ここで注目は、ゴールドとプラチナ。

ゴールドはFOMCで利上げが実施される前までは下落が続き、
利上げ後は反発して大きく上昇するパターンが続いていましたが
今回12月FOMC利上げ時もまさにこのパターンを踏襲。
ピンク色のラインがFOMCです。

※FOMCとドル建てゴールド

ゴールド

こうして上昇してきたゴールドに連れる形でプラチナも上昇中。

※ゴールドとプラチナ比較チャート

kinntopura

ピンクのラインに特に意味はないのですが、
ほぼ同じタイミングで転換しているでしょ~ってことがわかりやすいようにひいてあります。
つまり、ゴールドとプラチナは「貴金属」カテゴリーとして大体、上昇も下落も
同じタイミングで同じように動いているんですよ、基本的には。


しかしながら、ゴールドより圧倒的に希少性の高いプラチナの方が安い状況が長期化。
ディーゼルエンジンの排ガスの触媒需要が大きいことから
世界の自動車のEV化によって、最も割を食うとみられるディーゼル車の将来性が
閉ざされたことが、プラチナ低迷の最大の背景。
フォルクスワーゲンの不正も大きかったですね・・・。

また、中国の汚職撲滅運動などで宝飾需要も冷え込んだことも大きかった。
自動車触媒シェアが40% 宝飾需要は30%ものシェアですが
この両輪に需要が見込めなくなるという独自の悪材料で
大きく売り込まれてしまったプラチナ価格、ゴールド価格を下回って久しいのですが、
足元ではプラチナ価格の反騰が目覚ましいです!

価格の鞘チャートをご覧ください。

※NY金と白金の比較チャート、下段はその価格差のチャート

鞘NY金白金

金とプラチナ価格は現在も330ドル程度離れてはいますが(金の方が高い)
最大時は380ドルにもその価格差が広がっていました。

足元では猛烈にその価格差が縮小しているんですね。
下段の赤い折れ線グラフが下降していく過程で、金とプラチナの価値が
再び近づいていくということです。

タイミング的には同じように上昇し、同じように下降しているこの二つの銘柄、
今、圧倒的にプラチナ価格の上昇幅が大きいということです。

プラチナ上昇の勢いが大きい背景には生産国の南アフリカの通貨ランドが
大きく切り返して上昇基調にある、ということが挙げられます。

※ドルランドチャート (ドルが基軸のチャートですので下降がランド高になります)

ドルランド

この通貨ランドとドル建てプラチナのチャートを比較してみると

※ドルランドとプラチナ日足チャート

ランドプラチナ比較

ランド高の背景は汚職疑惑が取り沙汰されるズマ現大統領体制の一新期待。
17年12月、与党アフリカ民族会議(ANC)の議長選で副大統領のラマポーザ氏が
ズマ派を破って勝利し、ズマ大統領の後継にラマポーザ氏が有力となりました。
(とはいえ、ズマ大統領任期は2019年まであります、そのあとの後継の話)

汚職、バラマキ放漫財政のズマ政権下では、南アフリカの格下げが相次いでいます。

2017年4月、欧州系大手格付け会社のフィッチ・レーティングスが
信用格付けを投機的水準となる「ダブルBプラス」に1段階引き下げ。
投資適格では最低の「トリプルBマイナス」からの引き下げで投資不適格に。

2017年11月、S&Pグローバル・レーティングが信用格付けを1段階引き下げて
投機的水準の中で最も高い「BB+」にすると発表しています。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスも同国の格付けを
引き下げ方向で見直すと発表しています。ムーディーズの格付けは
投資適格級で最も低い「Baa3」で、投資適格級の格付けを失う恐れが。

S&Pとムーディーズはまだ投資適格級ではあるものの、両社が共に投資不適格級に
引き下げれば南アは米シティグループが算出する世界国債インデックスなどから除外され、
最大1000億ランド(約7900億円)の資金流出を招く可能性があるとの試算も。

要するにズマ政権が長期化すると
南アフリカが投資対象から外されてしまうリスクが強いということです。

このリスクが、昨年12月の議長選で後退した、ということですね。

これを好感したランド高が、プラチナ高の勢いの一因かと思われます。

ただ、相対的に見れば、ドル安でしょうねぇ。。。。
基本はドルが弱いのでランドが強く、プラチナも強いという
シンプルな値動きのような気もします。
その勢いが強いのは、ランドの独自要因も関係しているのでしょうけれど。

ということで、ここからランド高、ドル安がトレンドとして継続するか否かに注目。

また、為替だけじゃなくて、プラチナ業界にはちょっとしたプラスの動きもあるようです。

プラチナ需要先細り、アジア市場で復活めざす
http://jp.wsj.com/articles/SB12404974170281193886104583641291325904374

「デビアスがダイヤモンドで行ったのと同じことを、プラチナでやらなければならない」

~プラチナ生産企業はこうした販売促進キャンペーンに数百万ドルを投じている。
かつて米国や日本で生み出すのに成功したプラチナ高級品市場をインドなどで再現したい~

~インドでは、PGIが数千人の販売員を訓練し、消費者に金からプラチナに切り替えるように勧めている。

~インドのプラチナ需要は今世紀初めには実質的にゼロだったが、今年は19万オンスとなる見通し。~

この取り組みが実を結ぶのかどうか。
日本では、ダイヤモンドは永遠の輝きとして、給料の3か月分の婚約指輪を贈るのが
当然という風潮で深く浸透した時代がありましたが、
あのくらいのムーブメントをインドや中国で起こすことに成功すれば
私のプラチナ積み立ても、いつか日の目を見ることがあるのかもしれません(笑)

あ、短期ではプラチナ買い目線です。まだプラチナ安値放置からの修正は続くでしょう。

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今年はコモディティが上がる年になると思っています。レッツ・トレード・コモディティ!

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