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今回もFOMC利上げでゴールド反転となるか

FOMCが近づくと確認するこのチャート。

※ドル建て金とFOMC

金とFOMC

FOMC利上げ発表とゴールドの値動きです。
過去6回利上げのうち、4回でFOMC直後からゴールドが上昇に転じています。
例外は2回だけ。

FOMCでの利上げ発表前に、利上げを織り込む形で先んじて下げてしまうが、
利上げ発表でSelltheFact、材料出尽くしで買い戻しが入るというパターンですね。

金は基本的に金利が付く商品ではないので、ドル金利が上昇すれば
ドル買いの方が旨味があるので、資金をドルに奪われてしまう、
というのが教科書的な考え方です。

金利上昇局面でゴールドが上がるという相関だった期間もあるので
必ず金利高はゴールド安と決まっているワケではありません。
これは、インフレヘッジの金買いという考え方ですが、
米国はじめ世界の金利が上昇し始め、インフレ局面を迎えるなら
インフレ=通貨安ですので、実物資産である金が物色される、という考え方もあります。

ちなみにこれは、過去2004年6月から2006年6月利上げ(1%→5.25%に段階的に引き上げ)
実施時のゴールドチャートです。
利上げでもしっかり上昇していますね。
過去利上げ局面でのゴールド

実は2004年からゴールドETFというお化け商品が誕生したことが背景でもありました。
それまでは金が実需筋、あるいは一部の投資家らによる取引で動いていましたが
証券化されたことで機関投資家やヘッジファンドなどの投資家らが
ポートフォリオの中にゴールドを組み込む動きが出てきたことで
資金流入が続いたのです。この分は割り引いて考えないといけないのですが、
しかし、機関投資家やファンド勢が利上げ局面でも金に資金を入れていたことは事実。

この期間は断続的に利上げしていたくらいですから、インフレだったんですね。
後のサブプライム、リーマンショック破裂まで不動産価格は上昇を続け、
原油も147ドルまで高騰しました。
インフレヘッジいう考え方で、今後の金相場を見ていけば
FOMCイベントドリブンで下げている金価格は安値で拾うことができるチャンスともいえるかと。

6月FOMCはほぼほぼ利上げが確定的な状況ですが、利上げが材料出尽くしとなって
ゴールドが反転する可能性もあるかと。

ちなみに、FOMC後に金が反転上昇したケースで、FOMCの何日前から下落がスタートしたか
カウントしたのですが、短期下落で16日~19日、
長い下落だと63日と2か月あまりの下落を強いられています。
2015年12月、最初の利上げの時がこの長い下落のパターンでした。
(逆に言うと、最初の利上げ前はそれだけドルが買われたということ)

今回も4/10がドル建てゴールドの高値ですので
6/13利上げまで下落が続くと2か月の下落ということで
この最長下落パターンと同じとなりそう?!

しかし、2か月も下げれば、日柄的には戻り局面を迎えるでしょう。
今回も6/13利上げまでは弱含みの展開が続く可能性がありますが
その後はゴールド反転と見ます。

下値の目途は週足の200EMA 1270ドルくらいでサポートされるんじゃないかな。
1270ドル