インターネット商品先物取引システム「Expert(エキスパート)」| 岡籐商事株式会社

文字サイズ

  • 大きく
  • 標準

2月10日(土)午前6時30分~2月11日(日)午後15時まではメンテナンスのため口座開設を停止します。

増産の見方浮上も、下値難い原油市況~OPEC総会に向けて原油に安値はあるか

6月22日のOPEC総会に向けて増産の見方が浮上しています。

サウジ・エネルギー相、原油増産を示唆-消費者の不安に配慮
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-05-25/P9APMDSYF01U01

しかし、また確定的というわけではありません。

イラクは原油増産に反対 22日からOPEC、反サウジ派に勢い
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180613/mcb1806130500003-n1.htmhttps://www.sankeibiz.jp/macro/news/180613/mcb1806130500003-n1.htm

しかし、2017年からスタートしたOPECと非OPECの協調減産が功を奏して
上昇してきた原油市場です、増産決定となると、そこそこの下落があるんじゃないの?
と思って、下落の機会をうかがっているのですが、、、なかなか下がらないですね


※WTI原油 日足

hiashi gennyu
テクニカル的には38.2%押しで61ドル台、半値押しで57.50ドル近辺。
200EMAが60ドル台前後を走っているので、この辺りで止まりそうでもありますが、

仮に61.8%押しとなれば54ドル割れ水準までの下落があり得るということになります。
50ドル台、、、、このレベルまでの下落があってもおかしくないかな、、、
と思えてくるのが、パターン分析からも見えてくるレベルでもあるため。

これは週足。見事な逆三尊が見えます。

※WTI原油週足

原油週足

(ただし逆三尊形成から本格上昇までは、かなり時間がかかっており、
一旦ショルダー(肩にあたる部分)までの下落があってからの上昇でしたので変形逆三尊かな。)

その逆三尊のネックラインが51ドルくらいにあります。
黄色のライン。短期的に弱気相場入りとなっても、ここまで下がれば買い。
そこまで下げる確信はないですが、その後の長期強気相場では絶好の買い場です。

何故長期に強気なのか。

当先の鞘が見事な逆ザヤ状態が長く続いているんです。

(先物市場で現物に最も近い期近6月限を当限と呼びます。
 この表を見ていただければわかるように、原油先物市場は
 何年も先に渡って取引が行われています)

先限に行けば行くほど、原油価格が下がっていますね。

これを逆鞘、あるいはバックワーデーションと呼びます。

通常、現物市場よりも先物市場の価格の方が高いんです。

将来の価格の不確実性もありますし、コモディティは保管コストがかかります。
原油の場合、タンクやタンカーなどの原油貯蔵コスト分は
原油価格が高くなって当然ということ。

当限価格に比べて先物価格はコスト分高くなるのが自然であるため
通常は、順鞘といって先物の先の先の限月ほど価格が高くなるのが教科書的。
逆鞘をバックワーデーションと呼ぶのに対し
順鞘はコンタンゴと呼んでいます。

それが、今は、見事なバックワーデーション。
先限価格が50ドル台です。何故??

シェール革命、OPECの減産で原油価格が50ドル台以下水準に長く低迷していたことで、
米シェール企業の投資不足が起こっていたことに起因しています。

原油が安いと、せっかく掘削しても原油を高く売ることができません。
高い掘削コストが負担になり赤字となるくらいなら、掘削を停止しよう、
ということで、掘削リグ数が随分減りましたよね。

もともと設備投資されていた部分の生産活動は停止することで赤字幅を
抑えていきますが、そんな状態が長く続いていた間、
この分野への新規投資が止まっていたのです。

つまり、設備投資がされてこなかった分、将来の供給に不安があるんですね。
将来の原油供給に不安?それなら、先物価格は上がるんじゃないか、
と考えがちですが、そうではないんです。

シェール企業らは「ヘッジ売り」をするんです。

例えば原油生産コストが50ドルの油田を抱えた企業は
原油価格が50ドル以下に低迷すれば生産活動が停止しますね。赤字です。
50ドル以下の原油安が長期化すれば生産継続が困難となり倒産です。

しかし、OPECの減産が効いてきて、原油価格が上がってきた。

コストの50ドルを超えてきた!

企業はどうするでしょうか。
生産活動を再開しますね。

そして、先物市場で、原油を売るんです。

先ほどご紹介した、先物価格の表はキャプチャーで2022年までしか
掲載されていませんが、大本のこのURLで確認してみると
2027年まで、原油の先物市場が取引がある(価格がある)ことがわかります。

ほぼ10年先まで先物市場の価格があるんですね。

生産コスト50ドルのシェール企業は、50ドル以上の価格で
原油を売ることができる権利を獲得できれば、
生産活動は継続できますし企業が倒産することはありませんね。

これが、企業のヘッジ売り、と呼ばれるものです。

企業は、現在生産した原油現物を売るだけでなく、
将来原油価格が下落した時に備えて、生産コストを上回る水準まで
先物価格が上昇してきたら、ヘッジ売りをして、将来の売値を確約させるのです。
つまり、将来どんなに原油価格が乱高下しようとも
ヘッジ売りしている期間は、
コスト以上の価格で原油を売ることができるわけですから安心ですね。

この逆鞘を見ると、シェール企業は随分先の価格までヘッジ売りを入れているようです。
現物、当限価格と比較しても、先物価格が安いのは、彼らのヘッジ売りが
価格を抑えてしまっている、ということですね。

ではこのヘッジ売り、どういうタイミングで外すのか。
基本的には、現物市場で原油を売却した際に同量のヘッジを外す、
つまり買い戻すということをやるようなのですが、
それは、それぞれの企業の考え方によりますね。

現在一般的には、原油先物市場でのヘッジファンドなど投機筋の
買い越しが積み上がっていることが警戒されていますが、
当業者と呼ばれる生産者らは、ヘッジ売りポジションを積み上げているのです。

ですから、一概にファンドロングの手仕舞いで原油が急落する需給構造である、
とも言えないんですね。

ということで、増産をめぐる報道で原油が下落したなら、
それが絶好の買い場になる、となるような気がしています。

そのためには、、もうちょっと下がってほしいんですけどねぇ。。。

皆、結局需給構造がタイトであることが分かっているから
あまり下げないんですね、多分・・・。

原油はOPEC増産騒動で安値があれば買い、です。

そうそう、第3回TOCOMリアルトレードコンテスト エントリー受付開始しています 

今回第3回は、7月から年末までとトレード対象期間が長いのと、
参加条件が50万円スタートとハードルが下がりました!!

岡藤グループではキャンペーン実施するそうです。なんと私のクオカードがもらえちゃう!!

キャンペーン
皆さん、ぜひコモディティトレード腕自慢を!
http://www.shouhinsakimono.com/expert/campaign/campaign_s/125895/