インターネット商品先物取引システム「Expert(エキスパート)」| 岡籐商事株式会社

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プラチナ下げ止まるか?!とうとうファンドポジションは売り越しへ

安値もみあいが続いていたプラチナ価格ですが、下値を切り下げて下落加速となっています。

※NYプラチナ日足チャート
NYプラチナ

※NYプラチナ月足チャート

プラチナ月足NY
円建てのTOCOMの先物価格もまた一段安の形状。

※TOCOMプラチナ日足

TOCOMプラチナ

※TOCOMプラチナ月足

TOCOM月足

その希少性から考えれば金より高くてもおかしくない、、、と言われていたのも
ずいぶん昔のことになりつつあります。
ゴールド価格がプラチナを上回って久しいですね。
(プラチナ生産量は金の17分の1しかありません・・・。)


※ドル建てゴールドとプラチナ価格比較

プラチナとゴールド
金との価格逆転現象は約3年半にも及びます。
そしてその価格差は400ドル以上に開いています。

足下で何故プラチナが一段安となっているのでしょうか。
そして、今後反発の芽はあるのでしょうか。

①ドル高(ランド安)進行

※ドルランドチャートとプラチナ比較
プラチナランド

世界最大のプラチナ生産国である南アフリカの通貨ランドが対ドルで下落が加速しています。
ドル高はコモディティ安につながりますが、プラチナだけでなく、金価格も足元弱い。
ドル高が止まらなければ、貴金属市場全般の反発は難しい状況になってきています。

また、足元のドル高は金利の優位性によるところが大きく、
(その昔人気だった豪ドルやNZドルなどオセアニア通貨よりも米国の政策金利の方が高い)
ドルショートを長期的に保有するとスワップ分のコスト負担が大きい。
ということで、ドルは長期的に売りポジションヲ継続しにくい構造になってきました。

また、米中貿易摩擦やドイツリスクなど世界の政治、貿易にも不安が高まる中、
株などのリスク資産を手仕舞い、キャッシュにするという動きが加速しており
(キャッシュでドルにしておくだけで、スワップ分が入ってくるので
株の先行きに不安があるなら、ドルにしておくだけでいいですね。)

ということで、今世界の金融市場でドルへのキャッシュ化が進んでいるのも
ドル高の背景とみられます。新興国資産が下落しているのも同様の理由でしょう。


②ドイツ車排ガス不正問題再燃

ドイツ車3社の時価総額が6月、わずか1週間で1兆7000億円あまり吹き飛びました。

ダイムラーが77万台のリコール、そしてアウディのトップの逮捕。

ダイムラー、独政府がディーゼル車のリコール命令-欧州で77万4000台
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-11/PA67PN6TTDS101

3年前にフォルクスワーゲンの排ガス不正問題があった時にも、プラチナは
大きく下落したのですが、第2弾でしょうか。
当時、ダイムラーは不正を認めていませんでしたが、
ここにきて、リコールです。アウディトップの逮捕に観念したのでしょうか。

ダイムラーは20日、今年の利益見通しを下方修正しています。

米中貿易摩擦の影響で下振れと説明していますが、
排ガス問題の影響も無視できないでしょう。

独ダイムラーが利益見通し下方修正-米中貿易摩擦の影響が直撃
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-06-20/PAN4C36K50XW01

そしてアウディCEOの逮捕。

アウディ社長を逮捕 独検察、排ガス不正関連で
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO31908430Y8A610C1TJ2000/

アウディもまた、不正を否定していたのですが、
今回の逮捕は、「不正を知りつつ不正ソフト搭載車を販売し続けた詐欺罪」
だというのだから穏やかではありません。

問題となっている欧州車、排ガス不正というのはディーゼルエンジン車ですね。
そう、触媒はプラチナです。
ディーゼル車は環境負荷が大きいというネガティブイメージがさらに強まりますね。。。
リコールの影響もそうですが、ディーゼル車が今後売れなくなるとの
思惑が広がれば、プラチナにはネガティブですね。
そもそも時代はEV化です。EV車にはプラチナは必要ありません・・・。

③投機筋(ファンド勢)ポジション変化

CFTC(米商品先物取引委員会)のNYMEXプラチナ先物市場で
大口投機筋ポジションが6月19日時点で5,161枚の売り越しとなったことに衝撃が走っています。
(前週は3,561枚買い越し)
これまでの買い越しから売り越しに転じたのです。

小菅努氏のTwitterから https://twitter.com/kosuge_tsutomu
pojishonn

コモディティ市場は基本的に、恒常的に買い越し状態にあるのですが、、、
投機筋らは積極的に売り始めたということには身構えなくてはなりません。。。
彼らのポジション動向はトレンド化することが少なくありません。


また、TOCOM,東京商品取引所の円建てのプラチナ先物市場の取り組みを見ると、、、


個人のロングがまだまだしこりになっていますね・・・。
(投資家 というところの買いポジションが50893枚にたいし、売りは7310枚)

当業者売りが大きいというのもあまり気持ちのいいものではありません。
景気が良ければ買うでしょ。(当業者は加工販売業者など実需)

この個人の買いが振り落とされるまでは、下落が終わらなそうな予感…。


ということで、値ごろで買うのはお勧めできません。

教科書的にはこんなにプラチナが割安となるとは驚きですし、
昔からプラチナ投資をやっている人ほど、魅力的な価格に落ちてきているのですが
外部環境、内部要因どれをとっても、プラチナが上昇する材料が見当たりません。

為替市場では、全く買い材料がなくなったときに底入れする、なんてケースはままありますが、
それは為替はプレーヤーが多岐に渡り、通貨実需がなくなることはないためです。

しかし、コモディティは景気が悪化したり需要が落ちたりすれば、
実需買いはサーッと引いてしまいます・・・。

ドルや円がなければ、米国や日本の経済は止まってしまいますが
プラチナがなくても、代替商品で賄えるならそれでもかまわないでしょ…。

プラチナを軽めにショートしました。

原油はOPEC後に上がってしまって、慌てて買い参戦しています。
増産合意なら、一回下がってか~ら~の~上昇かと思っていたんですが、
ほとんど下がらなかった。。。
上記TOCOMの取り組みを見ると、個人はショートで捕まっている感じなので
まだ上がるんじゃないかと思っています。

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7月14日土曜日、Bコミさんと静岡に行きます~!1
http://www.nihon-fs.co.jp/seminar/seminars/20180714_shizuoka

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第2部では坂本さんとのセッションも。

是非、会場でお会いしましょう~!!