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「中央銀行のゴールド保有の近況」

先日発表になったWGC「Gold Demand Trends Q2 2015」から最新の中央銀行の動向を見てみましょう。

 

「中央銀行はゴールドに信用を置いている」

2011年以降、世界の中央銀行およびIMFなどの国際機関は非常に愚直にゴールドの積み立てを続けています。2015年の第2四半期(Q2)はこの分野のゴールドの需要は137.4トンとなり、過去5年間の四半期の平均を15%上回りました。第1四半期とあわせて今年前半の合計は261トンとなります。問題がある通貨の代替資産としてゴールドは中央銀行に求められています。

 

「2015年前半の中央銀行のゴールド売買」

・  ロシアが最大の購入国。今年前半に67トンのゴールドを買い、2位ヨルダン、3位カザフスタン、に対して大きな差をつけています。

・  米ドルに代表されるような通貨に頼りすぎている(外貨保有の中での割合が高い)状態からの投資資金の分散のためのゴールドの需要は相変わらず強い。

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「CISの国々が引き続き最も活発なゴールドの買い手」

ロシアがここまで最大の買い手。Q2には36.8トンの買い。これによりロシアの保有ゴールド残高は1275トンとなり、外貨準備高に占める割合は13%となりました。ロシア以外ではカザフスタンが4月から6月までの間に7.3トン購入し、33ヶ月連続でゴールド保有高を増やしています。

 

「イランは13トンのゴールドを南アから国内へ移動」

イラン中央銀行は南アに過去2年間置いてあったゴールドを国内へ輸送したと発表しました。これはイランが過去数年にわたって外貨準備を補強するためにゴールドを買っていたことを証明する発表でした。核に関する合意に向けた交渉の一環として、南アに預けていたゴールドを国内の倉庫に移送することが認められました。イランのゴールド保有量に関してはほとんど公開されていませんが、イランがゴールドを外貨準備の非常に重要な部分として見ているのは明白です。

 

「中国はゴールド保有高の大幅増を発表」

Q2が終了してすぐに最も重要な発表がありました。中国人民銀行がそのゴールド保有高を2009年の前回の発表から57%増に更新し、1658トン。2009年の発表から604トン増加したわけですが、外貨準備高に占める割合はそれでも2%に過ぎず、今後さらに増加していく可能性があります。

この発表に対する欧米の投資家の反応は、この数字が彼らの予想していた数字よりもはるかに少なかったことから、失望的なものでした。中国がそのゴールド保有高を増やしたという事実は彼らがゴールドを重要視している証拠であり、本来であればこれはゴールドにとっては強気の材料であるべきものです。中国経済のマクロ的ファンダメンタルズを考えると、中国は世界のGDPの13%を占め、外貨準備高の32%を占めます。604トンのゴールド買い付けは、世界の中央銀行のゴールド保有の5%のシェアということになります。

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