日本フィナンシャルセキュリティーズ

ソロス、金ETF売却もバリックゴールド株取得

SEC:米証券取引委員会に提出される四半期(7-9月期)の
保有有価証券報告書の詳細がポロポロと報じられています。

ソロスやアインホーン、ポールソンなどの著名投資家らが
前四半期に、何を買って何を売ったのか?!

急落したゴールド、ソロスが金のETFを売却していたことが明らかに…。

ソロス・ファンド、金売却しエネルギー・新興資産に投資-日本株も
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-11-15/OGNVRC6K50YA01

SPDRゴールド・シェアーズ3040万ドル(6月末時点)相当を売却
日本と中国、新興市場のETF投資増やす

ソロス・ファンドは金を裏付けとする上場投資信託(ETF)の
SPDRゴールド・シェアーズのポジションを売却。
6月末時点で3040万ドル(約32億9000万円)相当保有していたのですが、、、。
恐らくブレグジットでゴールド保有を増やしていたんでしょう。
しかし、大統領選を迎える前には売却していたなんて…。

その代わりにカナダのバリック・ゴールド株178万株を買い増し、
保有株数は合計285万株となっています。
バリックゴールドは世界二大産金会社の一つ。

バリックの株価は2016年上期に過去最高の上昇を見せましたが
ソロスは4-6月期(第2四半期)にバリック保有株の94%を売却していました。
これを、7-9月期に再度購入したということのようです。

また日本や中国、新興市場のETF投資のほか、
エネルギー関連8銘柄の株式を購入していたことが明らかに。
エネルギー業界への投資額を数百万ドルから
1億3200万ドルに増やしたそうです。

トランプ新政権のエネルギー長官候補には、
シェール生産大手コンチネンタル・リソーシズの
ハロルド・ハム最高経営責任者(CEO)が浮上しているのは偶然でしょうか。

まるでソロス氏はトランプが勝利し、インフラ投資への期待で株価が上がることも
エネルギー長官にシェール企業大手のCEOが就任するだろうことも
知っていたんじゃないか、ってくらいの鮮やかさですね。

トランプ氏は石油・天然ガス・石炭の国内生産増加させることや
オバマ大統領が認めなかった米国とカナダを結ぶ原油パイプラインの建設、
さらに地球温暖化対策の新枠組み「パリ協定」からの脱退など
化石燃料重視の政策を次々と掲げています。

米国シェール企業も生産を増加させるというこになれば原油価格の
大きな上昇は見込めないと思われますし、
足元では米金利が急伸していますので、原油だけでなくて金などの
国際商品も下落圧力にさらされています。

どうもコモディティそのものへの投資よりも、
それを扱う企業の株式に投資妙味アリって感じね。。。

ただし、バリックやエネルギー企業も扱うコモディティが
下落する一方では利益が出ません。ソロスは株価上昇を見込んで
株を購入するわけですので、決して原油や金の下落が続くということでは
ないと思いますが、それよりも株式のほうが大きく動くということなんでしょう。

金投資は長期戦ね。