日本フィナンシャルセキュリティーズ

今週は大注目OPEC会合、予測シナリオがあるものの・・・

さて、今週はいよいよOPEC石油輸出国機構総会が30日に開催されます。
焦点は9月非公式会合で決定した8年ぶりの減産が正式合意されるかどうか。

迫るOPEC総会、想定される4つのシナリオ

http://www.nikkei.com/article/DGXLZO09964950V21C16A1EN2000/

9月28日に生産量の日量3250万~3300万バレルへの減産で暫定合意しています。

では生産量をどの水準に抑えるのか。

参考となるのが上記記事に出てくる「コールオンOPEC」と呼ばれる生産量。
世界の需要から非加盟国の供給を引いた値のことで、
つまりは「需要を賄うために必要なOPECの生産量」ということになります。
OPECは2017年は日量3269万バレルの生産で需給は均衡すると想定しているとか。

上記記事の「4つのシナリオ」を簡単にまとめると、

①仮に9月に打ち出した生産量の下限、日量3250万バレルで合意すれば
OPECの想定量を20万バレル程度下回り需給は均衡に向かいやすい、
ということでWTI原油価格は10月に付けた終値ベースの直近高値
1バレル51ドルを試す展開になりそう。

②上限の3300万バレルなら30万バレル程度想定量を超過。
需給の引き締まり感は出にくいとみられるため
減産合意直後は一時的に上昇するものの、減産効果は限定的との見方から
原油価格は結局、軟調な展開へ。

③10月の生産量の日量3364万バレルで「増産凍結を決めた場合」
これだと100万バレル程度超過。
市場が減産と評価するのは3300万バレル以下で合意した場合であるため
供給過剰が続くとの思惑が広がり、40ドル前半まで下落する可能性。

④議論がまとまらず「生産目標に言及しない」場合。
市場は失望し40ドルを割る可能性も。
仮に10月実績から110万バレル程度減産の3250万バレルで合意しても、
米シェールオイルの増産を招く可能性がある。
大幅減産で合意しても相場の上昇は続かず、
シェールに振り回される展開になりそうとの指摘もあります。

私個人的には、何がどう決まるかなんてさっぱり予想できませんので
こういう時はポジションを持つべからず、です。

今原油が下がればおそらくトランプラリーも崩れる展開となるでしょう。
マーケットの注目は非常に大きいのですが、
9月の非公式会合でまさかの減産合意が飛び出してから
予想は禁物だと痛感。今年はブレグジットも米大統領選もすべてが想定外。
リスクを避けるにはポジションの量を減らしておくことです。