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ロシアも原油減産協調で原油価格一段高

 

原油が一段高。週明け月曜は窓を開けて上昇。
WTI原油価格は53ドル台へと上値を伸ばしています。

原油

10日土曜、OPECとロシアなどの非加盟の11の主要産油国が
15年ぶりに協調減産で合意しました。
OPECと非加盟国による協調減産での合意は、
米同時テロで原油需要が落ち込んだ2001年以来と15年ぶり。

非加盟国全体で日量55万8000バレル弱を減産する方針。
(当初目標は60万バレル減産もわずかに及ばず?!)

ロシアは11~12月の生産量を基準に、17年前半に日量30万バレルの減産。
メキシコは10万バレルの減産
オマーンやアゼルバイジャン、カザフスタンなども生産を減らす意向。

協議に参加した非加盟国の生産量は2015年時点で合計で日量1800万バレル強。
このうち日量55万8000バレルを減産。

OPECは11月末の総会で日量120万バレルの減産に合意しており、
合計のおよそ180万バレル弱の減産は世界生産の2%弱に相当する。


期間は来年1月から6カ月間減産実施。
5月のOPEC会合で検証し、その後を協議する流れ。


問題視される遵守率ですが、減産の実施状況を確認するために、
アルジェリア、クウェート、ベネズエラのほか、
非加盟のロシアとオマーンの5カ国で構成する監視委員会を設置。

OPECと非加盟国は今回の合意をきっかけに協調体制を構築し、
相場の上昇基調を維持したい考えがあるということですので、
その遵守率や、減産量などを疑問視してショートから入るのは禁物かと。


OPEC加盟国とロシアは関係強化の動きに出ています。

ロシア最大の国営石油会社ロスネフチは7日、
政府系ファンドのカタール投資庁とスイスの資源商社グレンコアに
株式の2割弱を売却することで合意しています。

つまり、カタールとスイスがロシアに投資するってことですね。
これってすごいことじゃない?!国境を越えての投資の機運は
原油相場の上昇が前提だと考えていいでしょう。
下落させることは許されません、たぶん。

その意味ではサウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのIPO計画も
同じ思惑がありますね。アラムコIPOの時の価値は、油価が決定するといっても
いい。つまり原油安はサウジにとっても許されないということ。


あとは、この減産量で需給がタイトになるか否かという部分だけど、、、
OPECの11月の原油の生産量は日量3386万バレルと過去最高を更新しています。

おまけにこんなニュースも。

米シェール掘削、市況回復で大幅増 1年5カ月ぶり増加幅
http://www.nikkei.com/article/DGXLASGM10H1W_Q6A211C1NNE000/
2016/12/10 11:43 日経速報ニュース

9日発表された米石油掘削装置(リグ)の稼働数は、前週末に比べ21基増の498基。

増加幅は2015年7月以来、約1年5カ月ぶりの大きさ。
今年5月末のリグ稼働数の直近最低値は318基から180基増。

2日時点の米原油生産は日量869万バレルで直近最高の約91%と高水準を維持。

米国シェールも原油価格が上昇してくると増産してきますので、
需給面から見れば、高値追いは難しそうということになります。


が。

OPECと非OPECの協調減産合意のインパクトは
原油価格をさらに引き上げるだろうと思われます。
これは需給ということではなくて、その政治的背景からの投機による値動きですが
原油はもう一段、60ドル台くらいまで上がるんじゃないかな。

投機筋の建玉明細では原油先物の買越幅は2週続けて拡大中。
前週比8万9745枚多い37万7626枚。このトレンドはまだ続きそう。
どこかでドスンと来る日はあるでしょうけれど、それまではラリーで一段高かな。

1月から減産をスタートさせ2月には加盟国の最初の減産姿勢の動向が判明するそう
ですから、ここで足並みの乱れが露呈することで、原油高が終わるのかも。
その前に年末年始の波乱もあるか。。。。あ、その前に今週のFOMCね。
でも、短期的にはFOMCの波乱で下がれば買い場じゃないかしらね。

ボラが上がっているので調整も1~2ドルくらいは平気でありそうなので
リスクコントロールが重要になってくる局面です。
決して高値を追いかけて買わずに、下がったら買う姿勢で。