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中国、金輸入制限~止まらぬ資本流出で

中国って、コモディティ価格は上がっているし、株式市場もじり高だし
自動車販売台数も伸びているし、、、
過剰投資、過剰在庫の整理が済んで景気が良くなっているような錯覚が
ありますが、実は結構大変なことが起こっているような気がしてなりません(・・;)

今すぐ崩落するって話じゃないのですが、いずれまたチャイナリスクが
クローズアップされる時は来るでしょう。
だって、中国からの資本流出が止まらないんだもの。

中国の外貨準備高は2014年当初、4兆ドル近くまで膨らみましたが
11月末時点では3兆516億ドルにまで減少しています。

人民元急落を防ぐために人民銀はドル売り・元買いの為替介入を実施、
外貨準備で保有する米国債などの売却で減少したとみられます。
貿易上は人民元安誘導をしたいものの、資金流失が加速しないように
元安のスピードをコントロールしているってわけね。

そして、その中国、人民元流出を抑制するためにこんな規制を発表しました。
中国、金の輸入と人民元の流出を制限

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/48578
中国が人民元流出の抑制と金(ゴールド)の輸入制限を同時に実施し、世界第2位の経済大国からの資本逃避を阻止する措置を強化した。

人民元安を受けて金への関心が中国人投資家の間で高まるにつれ、金の輸入業者の一部が輸入許可を得るのに苦労するようになったとの指摘が出ている。

香港、スイス、オーストラリアおよび英国から得たデータによれば、中国は今年の1月から9月にかけて約905トンの金を輸入した。大半は宝飾品として再輸出される。

元安ヘッジで、元を金に変えることができにくくなります。

そういえば、こんなニュースがありましたね。

中国マネー、元安ヘッジで銅など産業用コモディティ市場に逃避か
https://www.shouhinsakimono.com/expert/blog/ohashi/101578/

元安なので、単純に元建てコモディティが上昇します。
上海市場の銅などの産業銘柄が高騰している背景には元安がありますが、
中国当局が元安を嫌った資本家が元を海外に逃がそうとする動きを規制する
動きに出ているため、さらに元建て商品市場に資金を投入し元下落リスクを
ヘッジ(ヘッジになるのか・・・?!)しているという構図があるようです。

何とも奇妙な話です。

元安なので、外貨に換えようと思っても、政府に規制される。
それではインフレヘッジで金を買おうか、、、というのも規制されちゃう。

じゃあ、元安による資産防衛はどうしたらいいの?!

中国の富裕層は目減りする元建て資産をどのようにハッジするでしょうか。
こんなところにも、次の投資のアイディアがあるんじゃないかと思ったりします。

この「元安」の部分を「円安」に変えて見たときに、、、
日本でそのようなことが起きるほどのインフレが来るんかいな?
とも思いますが、日本ではそのようなめちゃくちゃな規制は
かからないとも思います。

しかし、日本の円安もいよいよ本格的になればインフレヘッジの視点というのも
重要となってくると思います。今はドル建て金が下落しているので
円建て金価格はそれほど上がりませんが、
EU崩壊が囁かれる時代、来年以降の欧州の政治リスクによって
リスク回避の金買いが再燃することもあると思います。

来年以降は、金をこつこつ拾いたいと考えています。
単純にドル高が止まれば金が上昇し始めますものね。
中期的視点ですが、金が誰にも注目されなくなったころには金を拾い始める時かな。