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円建てゴールド爆上げスタート ドル建てゴールド下げ止まり円安効果波及か

あけましておめでとうございます。

2016年コモディティ市況、主役は原油でした。
1ー2月にWTI原油価格は26ドル台まで下落するも
11月OPEC総会では減産合意、非OPEC諸国との協調減産とあって
年末に向けて原油価格は50ドル台へと2倍に上昇となりました。

1月1日から減産が実際に実施されますので、2017年も減産の実効性と
米シェール増産とのせめぎあいを材料に原油はダイナミックに動きそう。
2018年来年にむけてはサウジアラムコのIPOも控えているので
サウジはこの減産による価格サポートをなんとしてでも
成功させたいという思惑があるでしょう。

そして、年末年始の値動きで目を見張る上昇となったのが
TOCOM金。つまり円建てゴールドですね。

※TOCOM金日足チャート

TOCOM金

揉みあいが長かったので、抜けたほうに大きく動くとは思ってみていましたが、下がるんじゃないか、、、と考えていました。

だって、今年2017年は米国が3回は利上げする見込みなんですよ。
(昨年2016年は4回利上げ見込みが1回になっちゃったけど)

ドル高予想が多い中で、金はしばらく弱い基調が続くと思っていたんだけど、、、

ドル建て金チャートをみても、下値が固くなっているのよね。
大きな上昇とまではいかないのですが、下げ止まったのでしょうか。

2015~2016年と同様のパターンを踏襲するなら、
「ゴールドは利上げ後に上昇する」ことになります。

利上げ前までは、ドル高進行となっていたために金価格は
下落を強いられていたのですが、実際に利上げされた後は
材料出尽くしで、ドル高が止まって、金が反転。
その後、大きく金が上昇しました。

同じパターン・・・?!

現在のところ、ドル高基調は衰えているようには見えません。
だから、ドル建てゴールドもまだ、それほど大きく上がっているわけじゃないんですよね。

※NY金日足チャート

NY金

つまり、円建て金、プラチナなどの上昇は円安が主因です。
とはいえ、、、
ドル円相場昨年12月のドル円高値118.66円を超えてないんですけどねぇ。

それほど、ショートが膨らんでいたということか、、、
ショートカバーによる上昇という印象ですね。

ただ、ドル建てゴールドの下落が止まって少しでも上がれば
今まであまり効いてこなかった円安による円建て金上昇圧力が増すということで
これが年初から意識された形なのでしょう。

このまま高値追いはリスクが大きいかと思いますが、ショートが残っていれば
さらなる踏み上げもあるでしょうか・・・。
イスラムの金投資がスタートすることを考慮すれば安いところは拾いたい。。。。
と思ってみていたのですが、年初からこんなにかっ飛ばしてアゲアゲ相場が来るとは
思いませんでした(;´∀`)反省。

今年、2017年はゴールドが面白い1年となるかもしれません。
本年もよろしくお願いいたします。


2017年の商品相場 原油や非鉄堅調、金は下落も
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO11135580X21C16A2000000/