日本フィナンシャルセキュリティーズ

サウジら4か国、カタールと国交断交だそうですが、、、

週明け5日月曜東京時間、原油がスルスルっと上昇。

※WTI原油15分足

原油15分
先週はリビアの増産が嫌気され、OPEC総会直後の事実売りの急落の安値を
更に下回る46ドル台を示現したのですが、今日はこのニュースに反応したようです。

サウジ主導で中東4カ国がカタールと断交-イランとの緊張巡り
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-06-05/OR20KF6JTSL501

国交断交というと2016年正月明け早々にサウジがイランと国交断交を発表したことを
思い出しますが、その時はすでに原油価格は2015年11月OPEC総会での減産がなかった
ことを嫌気してダダ下がり中だったので、地政学リスクによる価格への影響が
分かりにくい時期でした。2016年1月20日と2月11日の安値がWボトムとなって
切り返して5月の50ドル大台回復まで上昇していくわけですが、、、。

今回の4か国の国交断交の裏にどんな政治的理由があるのか釈然としませんが
サウジはカタールとの国境を閉鎖するほか、
バーレーン、エジプト、アラブ首長国連邦(UAE)がそれぞれ
カタールとの空路と海路の人的往来を停止すると表明しています。

表向きはテロ支援国家との断絶ですが。。。

協調減産の遵守状況を点検するために設置された
「OPECおよび非OPEC合同監視委員会」によると、
減産の遵守率は17年4月時点で、102%と高いことが報告されており
これが原油価格を下支えしていることは間違いないですね。

5月中旬に発表されたIEA月報では
OPEC加盟国が116万バレルの減産義務がある中で、
各国減産遵守率は、サウジ、クウェート、カタールなどが高いと
報告されています。カタール、、、

サウジの原油生産枠1006万バレルに対しカタールはわずか62万バレル。
イラクが435万バレル、イランが380万バレル、UAEは287万バレル
そしてクウェートが271万バレルと続きます。
カタールは62万バレルですから、それほど大きくはないんだけど、
減産合意をきちんと守っているんですよね。

中東のごたごたは原油供給のリスク、という反応で足元原油が
上昇しているのですが、マーケットエッジの小菅氏はこんなツイートを。

今の原油相場だと、サウジ=カタールの断交は本当にポジティブ材料かなとの疑問も。ともにOPEC加盟国。ぐだぐだになると、減産の遵守率下がる可能性もありますね。原油相場は素直にポジティブ材料視しているようですが、一応ね。

OPEC内でのごたごたで、減産遵守率が低下するとそれは原油市況にとって
マイナスになるんじゃないの、、、という可能性も拭えないってことです。

テクニカル的にも、減産効果もあって40ドル割れまで崩れるというような
弱さはないにしても、上値が重く結局原油はレンジ相場、って感じですが、
このニュース、東京時間に出てきたばかりですので
この後欧州勢、NY勢が参入してきた際に、もう一度動く可能性はありますが
あんまり高値追いすべきではないのかもしれませんね。

それと、減産効果が薄れてきた昨今、サウジは2018年のサウジアラムコのIPOに向け
原油価格を下げさせたくないという思惑はあるでしょう。
原油高演出、、、とまではいいませんが、、、いろんな思惑がありますので
このニュース、どのように解釈したらいいのか難しいですねぇ。。。

※WTI原油日足

gennyu

 

 

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