日本フィナンシャルセキュリティーズ

下げ止まらぬ原油、40ドル節目を目指すか

原油価格がエライ下げてしまっています・・・

チャート的には40ドル節目をアタックする流れに見えます。
買い方の投げを誘う攻勢がどこかでドカンと来そうです。

aaa

今年5月25日のOPEC総会が注目されており、減産期間の延長並びに
減産枠も拡大するのではないか、という一部の期待で原油価格は
50ドル台を回復するところまで買われていました。

OPEC総会では減産期間が半年ではなく9カ月となったものの、
総会前に期間延長が漏れていたので価格は事前に織り込まれてしまっていて
減産枠拡大がなかったことへの失望売りが大きかったんだけど、
こんなにわかりやすい「噂で買って事実で売る」綺麗な相場になるとは。。。

今考えると、凄ーくわかりやすい相場だったんだけど、
私はちょっとひねくれものなので、まさか、マーケットがそんなに
当たり前のシナリオで動くわけがない、
と思ってそのシナリオに乗れなかったのよね…。

時々、マーケットって当たり前のシナリオで動きます。
要は、事前に織り込みの動きがどの程度出ているか、ってことね。

OPEC後に原油を売っていれば、その後の10ドル近い下落を
取れていたことになりますが、
しかし一体どこまで下がるワケ?!って感じの相場になっています。

協調減産によって支えられてきた原油価格ですが、その効果は
米国シェールの増産と伸び悩む需要に相殺されて、剥落しつつあります。

次のOPEC総会は11月です。
足元では原油市場に大きなイベントがありません。

そんな中で、6月15日に発表された国際エネルギー機関(IEA)レポートでは
経済協力開発機構(OECD)加盟国の原油、石油製品および天然ガスの在庫は
4月に1860万バレル増加し、5年平均を2億9200万バレル上回ったことが明らかに。
リビア、ナイジェリアが増産していますし、、、

また、今回のレポートでは2018年の予測を初めて示しているのですが
OPEC以外からの新たな原油供給が需要の伸びを上回るとの見通しを示しています。

OPEC以外の国って、、、当然米国が入ってきますが、
その他にブラジルやカナダなど。これらの国の大増産によって
原油生産量は4年ぶりに大幅増加となる予想。

ただ、その間もOPECは頑張って減産を続けるはずですから、
今回延長された来年3月まで現行の計画通りOPECが減産を続ければ
過剰気味の原油在庫は平均水準には縮小するとも資産しています。

つまり、OPECが減産し、OPEC以外の国がその分増産するってことね。

しかし、今週は米週間在庫統計で在庫が予想外に減少していて、
一瞬原油が反発したのですけれどねぇ、、、。
その後その戻りを売られて怒涛の下落。。。

足元ではOPECの減産で上昇した分は全て削ってしまいかねない値動き。
40ドル割れに狙いを定めた売り方の勢いを感じます。

昨日はサウジアラビアのサルマン国王が
息子のムハンマド・ビン・サルマン副皇太子兼国防相を皇太子に昇格させた
というニュースが飛び込んできたので、一瞬原油が上がるんじゃないか?!
と思ったのですが、全然上がりませんでしたね・・・。


ムハンマド氏はビジョン2030(脱石油)を掲げており
国営石油会社サウジアラムコの新規株式公開(IPO)を推進中。
オイルマネーと称される政府系ファンド(SWF)の設立もこの方。

アラムコIPOに向けては原油価格が高い方がいいに決まっています。
その時点での原油価格が資金調達額を大きく左右します。

アラムコIPOは2018年、来年ですので年末くらいからは
なにがなんでも原油価格を押し上げる策に出ると思うんですが、
いささか時期が早いか。。。

アラムコIPOの件があるので、ムハンマド氏が昇格した、って聞いて
原油上がるかな~って思ったんだけど、それはまだ先の話みたいね。

ということで、今は買い材料が少ない中
投機筋が40ドル節目をターゲットにしているように見えます。
原油ロングはそこからかな・・・。

***************************************

「商品先物取引ナンバーワンの称号をつかむのはだれ?!」
TOCOMリアルトレードコンテスト開催!中です。

優秀者には、金貨のプレゼントなど豪華賞品を用意。
ただいま参加者をプロ・アマ問わず募集中。
詳しくは下記のバナーをクリック!

皆様のご参加お待ちしております~♪