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サウジアラビア、ムハンマド新皇太子誕生で原油が上がる?!(2018年に向けて)

下げ止まらぬ原油相場ですが、面白いアノマリーがあるようです。

イスラム暦9月は1日当たり0.23%($50/バレル換算で12セント、信頼度90%)
下げる傾向がある」

eワラント証券 チーフ・オペレーティング・オフィサー 土居雅紹氏コラム
https://goo.gl/4Xyf5L

Twitterで @103steps( https://twitter.com/103steps)さんが
ツイートされていたラマダン期間の原油相場はこんな感じ…。

ラマダン

興味深いですねぇ~♪

@103stepsさん、引用させていただきました、ありがとうございます。

2017年のラマダンは5月27日から6月25日まで。
ということで今週はラマダン明けとなります。

チャートを見ると、ラマダン期間は下がるパターンがあるとはいえ、
ラマダン明けから相場が上がるパターンがあるワケではないんですけど

一度は反発してくれませんかねぇ、って水準まで加熱して売られた感じよね。
自立反発期待も出ようかと思いますが、それでも戻りは再び売られて
40ドル節目をアタックしそうな相場です…。

また先週のニュースでちょっと驚いたのが
サウジアラビアのサルマン国王が息子のムハンマド・ビン・サルマン副皇太子を
皇太子に昇格させたこと。これまでの皇太子は甥っ子だったのね。
息子に交代させたってことです。


この新皇太子、ビジョン2030の中で脱石油を掲げ、
サウジアラムコのIPOなどを進めているとして知られていますが、

イエメンで続く内戦にサウジが介入した件、
湾岸諸国がカタールとの国交断絶を表明した件、
これらはこの新皇太子が主導したとされています。
つまり外交的にかなりタカ派であるということ。


イスラム教スンニ派のサウジアラビアは、
シーア派のイランの影響力を警戒していますが、オバマ政権下で
イランが中東で影響力を拡大しているとして警戒は更に高まっているようです。
オバマ大統領からトランプ大統領に変わったこと、
そして、タカ派のムハンマド皇太子誕生で
サウジは対立するイランに一段と強硬に出る可能性が指摘されています。

つまり、中東の地政学リスクが高まるだろうことが予想されるということ。

確かに現在の40ドル台をウロウロするような価格では
アラムコのIPOも上手く行くわけがありません。
2018年のアラムコ上場の際には原油価格を釣り上げておきたいのがサウジの本音。

減産効果が剥落していますので、今度は地政学リスクで原油価格を
釣り上げよう目論んでいる可能性は否定できず、、、年後半は
原油価格が大きく持ち直すシナリオが濃厚。

足元すぐに、ということではないと思いますけど。