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いよいよ下げ止まるか、プラチナ需給最新情報

安値圏で膠着しているプラチナ、底入れはまだでしょうか。

先行きの需給展望があってのことなのか分かりませんが、
逆張り好きの日本の個人投資家はプラチナ現物購入を増やしているようです。

「日本人はプラチナ好き」、1~6月のプラチナ販売1割増 田中貴金属
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO32902930S8A710C1QM8000/

前年同期比約12%増だとか。
こうした富裕層は目先の価格下落で現物を手放したりしませんので
この安値での買いは長期的なお宝になる可能性もあるかもしれません。

足下でトレーダーらは総弱気。

NY先物市場では、プラチナが売り越しに転じて7週目となります。
最新データ-でネットショート8183枚ですので、
それほど大きくありませんが、コモディティが売り越しとなる、
ということはかなり珍しい事象です。

プラチナ安の背景は需要の核となるディーゼル車の排ガス浄化の触媒需要が
ドイツ車の相次ぐ不正によって減少、欧州が相次いでディーゼル車製造から
EV車シフトを表明する事態となっていることが重石となり続けている、ということ。

宝飾需要も、中国の贅沢禁止令の影響が大きく期待できないこともネガティブ。

将来への希望は全くないのでしょうか…。

こんな話があります。

中国は大気汚染問題への取り組みもあって、急速にEV車シフトが進んでいますが、
いよいよ燃料電池車(水素自動車)分野でも存在感を大きくし始めています。

2017年秋くらいから中国にも水素ステーションが増え始めているそうです。

上海市には2020年に3000台、2025年に3万台の燃料電池車の販売計画が。
たったそれだけか、と思うなかれ。

日本では燃料電池車というとトヨタとホンダの2社が力を入れていますが、
トヨタのMIRAIの販売台数はこれまでの累計で2500台程度なのです。
20年近くかけてきてようやく、です。

中国は数年でこれを越えてしまう可能性があるということなのです。
中国は計画経済。需要があろうがなかろうが、目標に向かって邁進する国。

燃料電池車の普及を後押しするおんが補助金制度。
中国のEV車の補助金は現時点で2020年までの予定ですが、
燃料電池車の補助金はまだその先も続く見込みです。

次世代自動車の補助金は20万元、日本円にして330万円程度もあり、
中国の自動車メーカーはこぞって補助金が切れるEV車から燃料電池車の
開発、販売にシフトしてくる可能性が指摘されているのです。

そして日本。

2020年東京オリンピックの「水素タウン構想」はどうなっているんでしょうか。
トヨタがプロパンガスの代わりに水素を燃やす聖火台やトーチの開発に
取り組んでいるというニュースがありましたが、
これは燃料電池車の技術を活用すると見られています。

水素社会の見本市としたい、という構想がある東京オリンピックに向けて
トヨタ自動車の動きには注目ですが、
ここにきて、トヨタの燃料電池車MIRAIは、4年リースの残価を50%に設定しました。
723万円のMIRAIを4年乗った後、361万円で買い取ってもらえるということです。
さらに、東京都であれば合計303万円の補助金も出るエリアも。
補助金はエリアによりますが、この条件でMIRAIを買えば
月額2~3万円のリースでMIRAIに乗ることができる、ということになります。


トヨタも高価な燃料電池車の販売に本腰を入れてきました。
中国勢にシェアを取られる前に、、、ということなのかもしれません。

何故燃料電池車の話を長々と書いているかと言いますと、
燃料電池車1台にはプラチナが30~50gも必要となるからです。

ディーゼルエンジン車は1台当たり5g程度ですので、およそ10倍です。


EV車はプラチナは使いませんが、燃料電池車も次世代自動車競走の中で
その存在感を大きくしていけば
プラチナ需要喚起が材料となって、プラチナが上昇する日がくるかもしれません。

ちょっと息の長い話ですけどね。ここまでは需要の話。

足下では、供給面での不安材料も出てきました。

Impala Platinum to close 5 mines in major restructuring

https://www.timeslive.co.za/sunday-times/business/2018-08-02-impala-platinum-to-close-5-mines-in-major-restructuring/

~世界で2番目に大きいプラチナ鉱山のImpala Platinumは、
将来の生産量を削減、鉱山数を11から6に削減し、
2年以内に13,000人の雇用削減をする予定です。

Implatsは現在、年間4万人の従業員で750,000オンスのプラチナを生産しています。
今回のリストラが初めてではなく、2017年には42,300人を削減しました。
今回のリストラと鉱山閉鎖により今後の生産量は30%も減少する見込みです。

生産コストは950~1000ドル程度とされていますが、
現在のプラチナ価格は830ドル台、採算割れですね。

生産者もこの価格では生産活動を維持できない、という事態に陥っているのです。

ということで、そろそろプラチナのボトムが近い?!

COMEXのNY市場のプラチナはそろそろ底値圏とみて
少しづつ買ってもいいかと思いますが、
TOCOMはもう少し慎重に、、、でしょうか。
内部要因が良くありません。

チャート、内部要因についてはまた今度書きますね。

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