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強気と弱気が拮抗、高値圏でレンジの原油相場

原油価格は高止まり。
WTI原油価格は60~75ドル、ブレント原油は70~80ドルの10ドルレンジ内での推移。
2017年7月から上昇を始め、2018年7月までおよそ1年上昇トレンドを描きました。
7月からは高値更新できずにもみ合いに入っています。

そもそも今年2018年年初から、上昇しているのは原油だけなんですよね。
そしてこの1年で最も上昇したのも原油です。

※過去1年の騰落率 最高値更新のNasdaq総合指数より圧倒的に原油が強かった。

騰落率
金や白金、大豆、コーヒーなどのソフトコモディティはマイナスですね。

この1年で圧倒的なパフォーマンスを見せた原油、次のトレンド発生までには
ある程度のエネルギー充填が必要でしょうから、2~3か月はレンジかなぁ、
と思いますが、次にどちらにトレンドができるのか想定できれば
レンジ下限では買いたいですし、レンジ上限では売りたいですよね。

原油価格の上昇はOPEC/非OPECの協調減産の遵守率が高かったこと、
そして政情混乱や深刻な経済危機に直面する南米ベネズエラ(OPEC加盟国)の
原油生産が過去30年で最低レベルにまで落ち込み(資金不足による)
需給が引き締まったことにありますが、
他方、米国シェール生産は原油価格上昇によって採算が好転したために
増産圧力が強く、米エネルギー統計局(EIA)の週報によると、
米国内の原油生産量は8/17時点で日量1,100万バレルにも達しています。
これまでの世界最大の産油国であるサウジアラビアの生産量を上回り
米国が世界1の原油生産国に躍り出たことになります。

ここからの原油価格を占ううえでのポイントは、

①米国の増産ピッチはこのまま上がり続けるのか

②トランプ政権が発動したイラン制裁の影響は?

この2点が焦点となってくると思われます。

①EIAによると米国の原油生産量は8/17時点で日量1,100万バレルに達しましたが
この先も生産が増え続けるでしょうか。

実は、シェール生産の掘削稼働リグ数はそれほど増えていません。

稼働リグ数

りぐ
なぜでしょうか。

実は、シェールオイル会社が主要生産地域であるテキサス州パーミアンとニューメキシコで
原油を生産してもそれを運ぶパイプラインが不足しているのです。
シェールオイル会社は新たなパイプラインが追加されるまで生産を控え
一時的に掘削を停止hすることを余儀なくされているという状況にあるのです。

この1年の原油価格上昇で、シェール企業の業績は好調で設備投資に回せる資金も
潤沢にありますので、このインフラの問題は時間が解決すると思われますが、
現状では、パイプラインが足りていないということで稼働リグ数が増えていません。
リグ数が増えなくても生産量が増加しているのは生産効率の向上によるものとみられます。

②米国が同盟国に求めているイラン制裁は11月4日が期限とされています。

イラン産の原油や石油製品の購入を含む石油関連取引を禁じるもので
市場の一部にはこれによって日量100万バレルの原油が減少するとの試算もあります。

日本でも最大手のJXTG、昭和シェル石油、富士石油の3社が
10月にイラン産原油を輸入停止する見通しです。
富士石油はイラン産原油の割合が4割弱にも上りますので影響は大きいですね…。

8月のイラン原油輸出は2017年4月以来初めて7000万バレルを下回るとみられ、
すでにイランからの原油輸入停止する国が出てきていることを示しています。。

ただし、貿易交渉で米国と対立してる中国はイラン産原油輸入を増やしており
これに従うつもりはないようです。トルコもかな…。

ということで、100万バレルには及ばないのではないか、、、という見方もあります。

バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチは、世界の原油供給は年末にかけ増加する可能性がある
と指摘しています。未開発地域の開発プロジェクトが増えるとしていますが、
イラン産原油が市場に出てこなくなった分は、補えるとみているようです。

ということで、強気と弱気の見方が2分されているようですが、、、
私にも先行き予測できません

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Bコミさんこと坂本慎太郎さんと和歌山に行きます!!
是非、会場でお会いしましょう!

9月16日(日)14時~16時
http://www.nihon-fs.co.jp/seminar/seminars/20180916_wakayama