インターネット商品先物取引システム「Expert(エキスパート)」| 岡籐商事株式会社

文字サイズ

  • 大きく
  • 標準

2月10日(土)午前6時30分~2月11日(日)午後15時まではメンテナンスのため口座開設を停止します。

原油先物価格、ファンド買越幅減少でも上昇?!

原油が強いですねぇ。。。
値ごろ売りは危険ですね、足下は最後の吹上げがありそうな強さ。

昨日から調整ムードですが、天井をつけたということではないでしょう。

フィボナッチリトレースメントの0.382%近辺では下げ止まって
再上昇するんじゃないでしょうか。

※WTI原油日足
原油日足フィボ

WTI原油は76ドル台まで高値があったので72ドル台まで下がる可能性があるなら
短期的にショートしてもいいかと思いますが、
相場自体は大変強く、そこまで下がらずに再上昇開始となる可能性も
大いにありうるので、あまり売りたくはないですね。

一昨日、4日ロシアとサウジアラビアが9月に増産で内密に合意していた
とのロイター報道がありましたが、この報道にも原油価格が下げたのは一瞬でした。
増産ですから、もっと市場が反応してもいいと思うのですが。


原油先物は下落、米原油在庫増やサウジ・ロシアの増産合意報道で
https://jp.reuters.com/article/global-oil-futures-idJPKCN1ME05Y

さらに、エネルギー情報局(EIA)が3日発表したデータによると、
米原油在庫は先週約800万バレル増加し約4億400万バレルになりました。
この増加幅は2017年3月以来の大きさということで、これも原油の売り材料。
在庫が増えたということは、需要が鈍いとの思惑につながるはずですね。

今週、在庫増、増産の合意という下落要因が飛び出したのにもかかわらず
76ドル台まで上昇した原油。その強さの背景にあるのがイラン産原油が
市場から消えるリスクです。

トランプ米政権はイラン核合意から離脱、原油や金融を含む制裁が
11月5日に復活します。米国は同盟国に対しイランからの原油輸入の停止を
求めており、各国がイランとの取引を順次停止しているのです。

原油は80ドル超を維持するリスク-イランの輸出減で
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2018-10-03/PG05696KLVR401

韓国やフランスはすでにイラン産原油の購入を停止しているほか、
EU向けの輸出は3月の日量74万バレルから8月には39万バレルまで減少。
インド向けは8月までの1カ月で半減し約40万バレルに急減しています。

2017年に日量250万バレルだった輸出は8月に200万バレルを割り込んでいますが、
日本も石油元売り大手の出光興産とコスモエネルギーホールディングスが、
イラン産原油を10月分は輸入しないことをイラン側に通知しています。

さらに減少するのは必至ですね。

イランからの原油とコンデンセートの輸出は2年半ぶりの低水準に落ち込んでいます。
米制裁が復活すれば、全体の輸出は19年に日量120万バレル程度まで下がる見通しも。

原油の貿易決済はほとんどが基軸通貨ドルで行われているため
米国の意向を組まなければ、原油取引が難しくなってしまう、、、
基軸通貨は強いのです。ドルが使えなくなると原油を買うことも許されません。
ということで、従わざるを得ないのが実情なのです。

ということで、このイランへの制裁による原油不足分の影響は大きい、
というのが今の原油高の背景。

投機筋らの動きを確認してみると、実は買い越し幅は減少傾向にあるんです。
ピーク時は70万枚を超えるネットロングでした。今年の春先頃でしょうか。
それが最新のデータでは56万枚にまで買い越し幅が減っています。

※CFTC建玉明細
げんゆIMM

ところが、価格は上昇するダイバージェンスが起こっています。

これが逆だとダメです。
ファンドの買い越しが増え続けているのに、価格が上がらないとか
下がっているというなら、危険信号。
すぐに逃げないと急落の恐れアリ、なんですが、
今は、ファンドの買い越しが減少する過程で価格が上昇してるんです、強いでしょ。

しかも、最新のファンドポジションが前の週から増加しており、
この傾向が強まってくるとファンドの買いが再び価格を押し上げるかも、、、
と推測することもできます。

どうやら生産者がヘッジ取引から手を引いていることが背景にあるようです。
イラン制裁を前に価格上昇圧力が強まっているので
ヘッジ売りを急ぐ必要がない、ということでしょうか。

さらにCMEデータから、2019年12月WTI原油100ドルのコールオプション
(先物が19年末までにこの価格を付けることを見込む取引)のオープンポジションが
先週30%増加し、過去最高の3万1000枚となった、との報道も。

ということで、押し目は拾う方針継続で。