インターネット商品先物取引システム「Expert(エキスパート)」| 岡籐商事株式会社

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ゴールド上昇、過去最大の売り越しショートカバーか

ゴールドが動意づいています。
というか、、、覚醒した?!

11日?、COMEX市場でゴールド先物価格はなんと34ドル24セントも上昇しました。
1日の上昇幅としては2016年6月以来。終値は1227.60ドル。

※COMEXゴールド当限日足 一気に一目均衡表の雲の上に顔を出しました。

GOLD
何が起きたのでしょうか。

実は、ゴールド上昇の兆しは10日?の「ETF市場」に現れていました。

ゴールドETFの最大銘柄であるSPDRスパイダ―・ゴールドシェアの残高
がたった1日で8.82トンも増加していたのです。
ゴールドETF残高は7月23日以来ずっと減少が続いていたのですが
ようやくプラ転です。2か月半ぶりのこと。

ゴールドETF全体では4月末の871トンから10月には730トンにまで
残高減少が続いていました。総計140トンもの資金流出です。

ゴールド市場からの資金流出は、米国の政策金利が引き上げられ
金利が上昇してくる流れの中で、金利が付かないゴールドの魅力が
色褪せたため、と解説されてきました。

確かに、ゴールドを買うより、米ドルというキャッシュポジションに
しておくだけでもスワップが付きますね。金利が付くのです。
また、株式市場も堅調でした。
ゴールドは金利がないので売られつづけたという指摘は間違いではありません。

この資金流出が止まった可能性を示す大きな買いが
先週10日のマーケットで確認できたのです。

ETF市場に入ってくる資金は、年金などの機関投資家らの資金。
株や債券などと一緒にポートフォリオにゴールドが組み込まれています。
株や債券市場から資金が抜けると、受け皿になるのがゴールド。
ポートフォリオを組み替える際にゴールドが選択されたりします。

米株が史上最高値を更新するなど株が堅調だったため
世界のマネーは株に向かっていました。
株に投資していれば儲かるからですね。

ところが、先週、急激な金利上昇から株式市場が動揺し
株式市場が大きく下落しました。

金利上昇はゴールドにとってネガティブ要因であるはずが
株の急落に驚いた市場は、資金の受け皿としてゴールドを選んだのです。

金利上昇も、決してゴールドにマイナスということではありません。
インフレとなればインフレヘッジのゴールドという側面から注目が高まる、
という側面もあります。この切り口についてはまた別の機会に。

今回は株の急落の受け皿として金に資金が逃げてきたようですね。

また、先週大きな上昇を見せた先物市場ですが、
先物ですから、いずれかの時点で反対売買が起きます。
納会までには決済しないといけないのです。

つまり、先物市場で売りポジションが積み上がれば
将来、買い戻される圧力(ショートカバー)によって
価格が上がる可能性があると推測することができます。

では現在の先物市場のポジションは?!
最新のデーターは10月9日火曜時点のポジションが週末土曜に発表されていますが、
な、な、なんとネットショートが増加していました。

ネットショートというのは、買いポジションと売りポジションを相殺した際に
売りの方が大きいことをいいますが、なんと先週までで9週連続のネットショートです。これは1999年来のこと。

※CFTC建玉明細 ゴールド

PNG金建玉
このデーターは「9日」までです。
相場の急上昇は「10日」です。
おそらく、次に発表される数字では、ネットショートがかなり減っていると
思います。このショートが、巻き返される圧力で相場が上がったものと思ってます。
ネットロングになるほど劇的に変わっているのかどうか。

ショートがまだまだ大きく残っている方が、まだまだ買い戻しで
価格の上昇が見込めますので、あまり大きく動いていないほうがいいですね。

実は、今月ゴールドが切り返さないとちょっとまずいことになりそうなんですよ。

※Comexゴールド月足
月足ゴールド

月足レベルでは先週の上昇でなんとか上昇トレンドラインをぎりぎり保っています。
ここで切り上がっていかないと、月足レベルでのトレンド崩壊です。

ということで、ゴールド見直し基調は続くのではないか、、、と思っておりますが、
その場合、株式市場の混乱が続くってことかしら(;´・ω・)

一目均衡表の雲を抜ける印象的な陽線が立ちましたので、
もうしばらくゴールドは上がると思います。

下落幅の38.2%戻りで1240ドル近辺。
もし半値戻りがあるなら1263ドル近辺まで戻るかな。

ゴールドは押し目買いスタンス。