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米国、ロシア、サウジは10月過去最高の生産量記録

原油の下落が止まりません。
今週はOPEC総会が焦点ですが、期待で買われるというムードもありません。

※WTI原油価格

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というのも、需給がじゃぶじゃぶ。
10月は世界3大生産国が過去最高の生産を記録しています。

◆10月、過去最高の原油生産となった3大生産国

まず、米国。原油生産量は予測を上回る増大をみせています。

2018年8月は日量1,130万バレル,9月はハリケーンの影響で
わずかに減少するも10月には1,140万バレルにも増えてきました。

これはEIA予測1,100万バレルよりも40万バレルも多い水準です。
(2017年は940万バレル、昨年より200万バレル増えています)

ロシアの生産量も10月1,179万バレルとなっています。
サウジは1,060万バレルで、米・露・サウジがいずれも過去最高を記録しています。

◆米国石油在庫は1年ぶりの高水準

11月28日米エネルギー情報局(EIA)発表の石油在庫統計では
米原油在庫が10週続けて増え、在庫量は4億5000万バレルに達し、
約1年ぶりの高水準となったことが明らかになりました。

9月14日の3億9400万バレルから5,600万バレルもの増加。
トランプ政権のSPR(戦略石油備蓄)の放出で民間在庫が増えたことや
ガソリンと暖房油需要の端境期で製油所の定期修理と重なったこともありますが、、。

これでは原油価格が上がるわけがありません。

米国在庫だけではありません。
OECDの世界石油在庫も10月中に200万バレるもの積み増しとなりました。
世界的に原油の余剰感が出てきた、、、ということです。

こうした中、景気の先行きに懸念が強まっており株式市場も不安定化しています。

◆需要の先行き減少不安

米国景気のピークアウト、米中貿易摩擦による中国経済の鈍化などの懸念が強まっていますが
IEAは10月石油市場報告で2018年,2019年の世界の石油需要量を
前回比日量10万バレルずつ下方修正。
2018年は130万に、2019年は140万バレルに引き下げました。

また、EIAも2019年石油需要を11月短期エネルギー見通しで
日量10万バレル下方修正しています。

ということで、原油需給がタイト化するためには、
供給を絞る、減産が急務とみられますが、OPEC総会で減産合意があるでしょうか。

◆注目のOPEC定例総会

12/6(木) 10:00~OPEC総会オープニングセッション 
      13:00 記者会見
   
12/7(金) 10:00~OPEC/非OPEC閣僚会議オープニングセッション 
      13:00 OPEC/非OPEC共同記者会見
   
日量140万バレル減産で協議という報道が事前にあったことで
市場はこの数字を織り込んでしまっている可能性があり、
仮に140万バレルで減産合意にこぎつけてもインパクトはありません。

逆に協調減産の合意ができないなどのリスクもないわけではない、、、
サウジのファリハ・エネルギー産業鉱物資源相は12月4日、
「生産を巡る合意は少なくともまだまとまっていない」
「ロシアやカザフスタンなどを含むOPECプラスが減産で合意すると言明するのは時期尚早」
だと話しており、弱気なトーンです。

サウジは米国に配慮して原油増産に動いている(カショギ記者殺害の件で弱みができた)
という指摘もありますし、ロシアも減産には後ろ向きのようです。

原油価格は暴落に近いのですが、暴落の背景にはファンドの手仕舞い加速も。

CFTCの建玉明細で投機筋らのポジション推移を確認すると
ファンド勢の買い越しポジションは減少の一途を辿っています。

先週発表された11/27の最新データーでは34万8,121枚のネットロング。
7/3には65万7000枚ものネットロングでしたので、かなり解消されてきました。

が、原油価格が20ドル台にまで落ちた2015~2016年には15万~20万枚にまで
落ち込んでいたことを考えると、、、、
まださらにロングが減り続ける可能性は残されているように思います。。

※CFTC建玉明細

imm
ついこの間、10月にはWTI原油価格は76ドル台まで上昇する強さをみせていたのですが
この上昇の背景には「米国のイラン制裁によるイラン産原油の供給減」リスクを
織り込んでいました。

ところが、米国は同盟国8か国に対し180日の猶予を与えるとし
11月からの制裁スタートは骨抜きに。

また、イランの原油は闇輸出されている模様で、こうした原油の存在が
中国の需要減という形で公式な数字に影響を及ぼすようだと、さらに原油価格は下がりかねません。

イランのタンカー、行方不明相次ぐ 制裁前に原油持ち出しか
https://www.sankei.com/world/news/181104/wor1811040012-n1.html


イランのタンカーが、船名や位置、目的地などの船舶情報を送受信する「船舶自動識別装置(AIS)」のスイッチを切り、システムで船を捕捉することが不能

AISは航行中、常に作動させておくよう国際条約で定められているという。

9月上旬に原油200万バレルを積んでイランの輸出拠点であるカーグ島を出航した大型のタンカーがインド洋で姿を消し、その後、クアラルンプール近海に現れた。再び位置が捕捉できなくなり、出発から約40日後の10月中旬に中国・大連に到着したという。


幽霊船です。
米国はこれを把握しているともいわれていますが、、、

次回は、原油安でエネルギーセクターの株下落やハイイールド債への悪影響が懸念される
米国が何故、原油を増産しつづけ、原油価格を下落させているのか。

この点について書きたいと思います。

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