日本フィナンシャルセキュリティーズ

騰勢強めるコモディティ、WTI原油も米在庫増も上昇基調に

コモディティが騰勢を強めています。

金が強い背景については前回書きましたが、その後も騰勢を強めています。

金も強く、株も強いんですよね、今。
これは典型的なリスクオン相場。

※ドル建てゴールドとダウ平均  足下ではどちらも上昇

金とSP500
ただし、リスクを新規で取りに行っているというよりは
株式市場などは再下落警戒からのショートポジションが
踏みあげられている相場が続いているんだろうと推測できます。

これは為替市場ではポンドドルなんかもそんな感じですし、
上海総合指数とか、WTI原油相場などもきっとそう。

昨年末から過度な悲観があらゆる相場を悲観に傾かせてしまい
ショートが溜まったってしまったのだと思います。

あちこちで踏み上げ相場の様相を呈しているので、教科書的な相関とか関係ないですね。

じゃあ、売り玉が全て踏みあげられ整理されたら終わってしまうのか?!

こればかりは誰にもわかりませんが、
少なくても踏まされた向きは、倍返しを狙って買ってくる場合もあり
それが最後の上昇を加速させることもあります。

また、再下落(押し目)を待ち続けて買い遅れた実需筋(投機ではなくて
現物需要の買い)が、価格上昇に慌てて買わざるを得なくなって
高値でも新規で買ってくるということもあります。

安いウチに買えばいいんですが、下がっている時はもっと下がるかも、、、
という思惑で待ったりするものなんですよね。

売りの買い戻し、倍返し狙いの新規買い、買い遅れた実需の買いという
そういうスパイラルが発生すると、驚くような高値が出る可能性も。

原油市場には、株の戻りと歩調を合わせて買い戻されたとして
株高た終焉すれば原油も下がるとみる向きもあります。

確かに、米株と原油の相関は高い。

※WTI原油とダウ平均 相関性が高く、現在どちらも上昇
ddddddddddd

株式市場には、今年に入ってからの米株の戻りはやりすぎという声も大きく
ショートが積み上がっているとの指摘も。。。

確かに米中貿易協議の行方や、ブレグジット問題などなど
リスク要因は山積していますが、みんなが警戒して弱気にポジションを取るときほど
下がらないのが相場の難しいところ。

米株はすでに昨年高値からの61.8%以上を取り戻す上昇を見せていますが、
実は相関性の高いとされる原油は半値戻りも達成できていません。

※ダウ日足フィボナッチリトレースメント
dau ;;

※WTI原油フィボナッチリトレースメント それと、、、逆三尊完成よね。
gennyu fulibo

昨年秋からの急落の半値戻しくらいまでは上昇する可能性があるんじゃないか、、、
と思っているのですが、さあ、どうでしょうか。

米在庫がここ5カ月で14%も上昇していることは弱気材料ですが
価格が安いウチに春先から始まるドライブシーズンのガソリン需要に備えようと
欧州からガソリンを積極的に輸入しているという状況があるようで
実はWTI原油よりもブレントオイルの方が上昇が大きいんです。

ですから実はガソリン主導でブレントオイルが上昇しているという背景があり
TOCOM上場の原油はブレントが指標ですので、TOCOMの原油もまだ強いんじゃないかと思っています。

せめて50%戻しの45500円超えはあるのでは?
トコム原油