日本フィナンシャルセキュリティーズ

プラチナ覚醒か?!パラジウムが下落する中プラチナETF市場に資金流入

プラチナが上昇基調を強めています。

※ドル建てプラチナ
ドル建て

Wボトムに見えません?!ネックラインを超えてきました。

これまでドイツ車の排ガス不正からディーゼル車人気が暴落し、
各国自動車メーカーも将来的にディーゼル車生産停止を表明するなか
プラチナの需要増のシナリオが全く描けなくなったことから安値放置され続けてきたプラチナ。

どれだけ安値放置が続いたかは週足を見ればわかります。

※ドル建てプラチナ週足
ドル建てしゅうあし
せめて週足の200EMA近辺までは戻ってくれるんじゃないかとみていますが
200EMAも下向きですので、上昇トレンド入りと言えるチャートじゃありませんが。

プラチナ買いとなるようないいニュースがあったのでしょうか。

いいえ、、、需要増となるようなニュースはありません。

プラチナ鉱山業界団体ワールド・プラチナ・インベストメント・カウンシル(WPIC)によると、
2019年は供給842万オンスに対して需要は774万オンスで、68万オンスもの供給過剰見通しです。

ですから、このプラチナ上昇、
あまりに割安放置だったために価格修正が起こっているだけ、、、と思われます。

プラチナETF市場への資金流入がプラチナ高の背景とみられます。
実物需要ではなくて、あくまで投資のリバランス的な、、、、

これは貴金属ディーラーとして著名な池水雄一氏のTweet。
https://twitter.com/BruceIkeGold/status/1112954103527813121
ikemizu
過去最高のプラチナETF残。
さすがに価格も浮上し始めました。

小菅努氏の記事にも具体的な量が記されています。

過去最高のETF残高が押し上げるプラチナ価格
https://news.yahoo.co.jp/byline/kosugetsutomu/20190404-00121037/

特に2月入りと前後して投資人気に火がついたのだ。昨年末の投資残高は202万9,592オンスだったが、それが1月末に210万1,094オンス、2月末に222万4,005オンス、3月末に248万5,578オンスとなり、今月はついに過去最高となる250万オンスを突破している。年初からの累計だと47万7,865オンスもの投資需要が創出されている。

ここで期待できるのが、このETF、
投資家から集めた資金でプラチナ地金を購入するファンドだということ。

プラチナETFに資金が流入し残高が増えれば、
実際の「投資用プラチナ地金需要増」につながるのです。

この点は将来的なプラチナ価格上昇への期待につながるものですね。
この投資家らのプラチナETF買いが続けば、ですが。

ではなぜ投資家らは、突然プラチナETF買いに動いているのか。
先ほども書きましたが、あまりに割安に放置されていました。

だって、同じ自動車触媒のパラジウムが歴史的な上昇を続けていたでしょ。
プラチナはディーゼル車エンジンの排ガス触媒、
パラジウムはガソリン車エンジンの排ガス触媒となりますが、
ディーゼル車からガソリン車へのシフトの思惑もパラジウム高、プラチナ安を加速させ
その価格差は、一時700ドルを超えるまでに広がっていました。

※パラジウムとプラチナ価格差
スプレッド
オレンジがパラジウム、ブルーがプラチナ。
2017年9月にパラジウム価格がプラチナを上回り、その差は広がるばかりでした。

パラジウムに関しては2000ドルまで上昇するという見通しもあるくらい
物がない、供給不足が指摘されていますが、
さすがにその上昇ピッチが速すぎた、ということでしょうか、手仕舞い売りに押されています。

そして代わりに買われ始めたのがプラチナ、というわけです。

※パラジウムとプラチナ直近の逆相関

サヤ

 

ということで、TOCOMの円建てプラチナも上昇開始。
白金

こちらもWボトムの様相。

3123円で飛び乗り。

※TOCOMプラチナ週足
週足

一目均衡表の雲の上に顔を出しました。
3500円くらいまでの価格修正があってもいいのでは、、、と思っています。

ひょっとしたらプラチナの需要が期待できるニュースがあとから出てくるかもしれません。
早耳筋がETFに資金を入れているという可能性も、、、あ、これはポジショントークですが。

水素自動車が主流となればその可能性がないわけでもない、、、のですけどね
今のところパラジウムや金との鞘修正にすぎませんが、
放置されてきた時間が長かった分、そこそこの上昇を期待しております。