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ニッケル高騰がプラチナ上昇にも波及?!

プラチナが急に動意づいて上昇してきました。

前回のブログでは、
足下でプラチナ価格上昇の材料があったわけではないとしながら
長期的な展望として
次世代自動車の主軸となるやもしれないFCV(燃料自動車)のエネルギー源となる
水素が安価に抽出できるようになるというニュースを取り上げました。

https://www.shouhinsakimono.com/expert/blog/ohashi/127323/

ひょっとしたらこのニュースも影響しているかもしれません。

ニッケル 5年ぶり高値 インドネシアが鉱石禁輸
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49363240T00C19A9QM8000/

主産国のインドネシアが2020年1月から鉱石の輸出を禁止すると表明、
供給懸念が強まった。銅などから投機資金が移ったことも高騰に拍車をかけた。


記事では投機資金がニッケルにシフトしたと書かれています。
ニッケルですか、、、。PGMは全く無関係というわけじゃないんです。

白金やロジウムなどの白金族金属は、
古くは銅やニッケルなどの副産物(バイプロ)として製造されてきました。
今では南アフリカなどの専用鉱山から主産物として採掘されているのですが、
ロシア、カナダ、アメリカのプラチナ生産者は
ニッケル、銅鉱石等からのバイプロ生産(副産物)がほとんどなのだそうです。
つまり、ロシア、カナダ、アメリカのプラチナ生産は
ニッケル、銅生産の状況により生産量が左右されることもあるってこと?!
プラチナ世界生産https://www.globalnote.jp/post-3144.html

http://mric.jogmec.go.jp/wp-content/old_uploads/reports/resources-report/2007-05/MRv37n1-07.pdf

※パラジウムはプラチナやニッケルの副産物として生産されています。

ただし、プラチナ生産は圧倒的に南アフリカの主産物。
それほど大きなインパクトはないと思われます。

ただ、あまりにもプラチナが安値放置され続けてきたので
こうしたニュースも刺激となって上昇を呼び起こした可能性も?!

足下では、9月のFOMCでの利下げ幅が0.25%となるとの見方が大勢となり
米長期債利回りはじめ各国の長期債利回りが底入れし反転上昇し始めた
ように見えるため、貴金属マーケットは全般調整局面入りとなっています。

※主要国長期債利回り
長期金利一覧

やはり金利の上昇は金にとってネガティブですね。金利反転で調整入りです。

※GOLD
kinn

そして金の調整入りは、けん引役を失うことにつながるため、プラチナにもネガティブ。

※プラチナ
プラチナ

それにしてもドル建てプラチナの800~900ドルというのはあまりに安い。
2017年のプラチナ生産コストは世界平均で925ドル、
南アフリカは979ドルでしたので、採算割れ状態が長期化。
下値不安は少ない中、長期展望では十分に上値を目指す可能性もあるのでは?!

まずはフィボナッチリトレースメント38.2%押しレベルで止まってくれれば。。。