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レンジが続く原油相場、OPECプラスは減産枠縮小を見送る?!

欧州、米国の新型コロナ感染再拡大などを嫌気して崩れだしたようにみえた
WTI原油、下落はトレンドとならずに反発してきました。 hhss

日本にも台風が接近していますが
米国でも大型ハリケーン「デルタ」がメキシコ湾に接近しているため
メキシコ湾の原油生産、ほぼストップしています。

石油生産各社は、279の生産施設から作業員を退避させており
湾岸地域の石油生産の92%(日量169万バレル)、
天然ガス生産の62%近く(日量16億7000万立方フィート)が生産を停止しています。

そもそもこのハリケーンがなかったとしても、
今年は新型コロナの影響で米国の石油生産は下落が続いてきました。
福田安志氏のTweetです。@sadashifukuda
genn

 

また、OPECプラスは8月から減産枠を縮小させていますが(増産)
昨日WSJが来年から減産規模縮小を見送ることを検討している、
などと報じたことなども影響しています。
https://www.wsj.com/articles/saudis-consider-canceling-opec-plans-to-boost-output-11602174829?mod=searchresults&page=1&pos=2

OPECプラスはコロナウイルス問題への対処として
日量970万バレルの記録的な減産を実施することで合意しました。
(実際には原油がマイナス40ドルまで急落したことで慌てたんだと思いますが)

この減産は、今年末までにパンデミックの最悪の症状が収まると仮定し、
生産者に対し、日量200万バレルの原油を半年ごとに段階的に追加し、
生産量を徐々に回復させるよう求めるもので、
8月から第一弾の増産を実施していました。

次の日量200万バレルの増産は1月に開始される予定でしたが
これを見送る事を考えている、とのこと。

具体的にはリヤドが第1四半期末まで増産を延期することを検討しているとか。

ということで、新型コロナ感染再拡大への懸念が広がる中
米国、そしてOPECの生産調整による原油価格維持は続きそうです。

つまり原油は足元では需要が回復する期待が薄いなか
大きく下がることも考えにくいということで

つまらないレンジが続きそうですね。