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OPEC原油プラス減産縮小~原油は三尊天井形成中?!

WTI原油先物のチャートですが、、、、三尊天井描いてる?!

原油
まだ完成していません。
下のピンクの点線ラインを下抜けて初めて三尊天井完成です。

でも、上のピンクの点線ラインを抜けれる可能性だってあるわけで、
その場合、次は真ん中の山の高値が次のターゲット、
この高値を超えちゃったら、調整完了でさらなる上昇相場入りです。

さて、どちらのピンクのラインを超えるでしょうか。

下抜ければ三尊天井完成しますが、
その場合の下落幅を計算すると
46.60ドル台まで下落する可能性がありますね。
その前に200日移動平均線で止まるかどうかです。

しかし、一目均衡表でみると雲に支えられちゃって
このまま上昇しそうなチャートにも見えますね。

MACDデッドクロスで売りの時間帯にありますが
ヒストグラムが上向きだなぁ・・・。
このままゴールデンクロスする可能性もあります。

RCIは短期線が上向き、
そして緑の中期線も上に行きたがってる感じ。

テクニカルインジケーター分析では上昇しそうなので
チャートパターン分析で過度に三尊天井を期待しないほうが
いいかもしれませんね。。。

しかしファンダメンタルズ分析からはあまり買いたくない局面です。

先週4/1開催のOPECプラスの会合では
5月から協調減産を段階的に縮小することが発表されたのです。

5・6月の削減量はそれぞれ日量35万バレル、
7月はさらに40万バレル程度縮小され、
全体の削減量は4月の日量700万バレル弱から
5月は650万バレル強に低下する見通しです。

今回のOPECプラスでの減産縮小決定はややサプライズ。
減産縮小に踏み切るなら4月からだと思っていました。
それまでの減産の枠組みが3月が期限だったため、
4月以降どうするか、というのが注目度が高かったんですよ。
ところが4月はOPECプラスの原産継続が発表されたことで、
原油価格が発表後急伸していました。

市場には、原油が上昇してきていたことで
4月から、減産枠が縮小されるのではないかという思惑が広がっていました。
それなのに、3月の会合では4月以降も減産継続が発表されたため
原油価格が急伸する展開となっていました。

4月からのタイミングでやらないなら、
しばらく協調減産を続ける気でいるんだろう
と思っていたのですがこのタイミングでなぜ?

一部に米バイデン政権がサウジアラビアに対し
原油価格を手頃な価格に抑えるよう呼び掛けたとの報道もありますが、
サウジアラビアはいかなる消費国の影響も受けていないとしています。

ただ、米エネルギー長官は「手頃で信頼できるエネルギー源の確保に向け、
国際協力が重要であることを再確認した」とツイッターに投稿しており、
ガソリン社会の米国のインフレを抑制したい米国の思惑が
サウジに伝えられていたものと思われます。
それを忖度した形なのかどうかはわかりませんが。

そもそも産油国はどこも増産したがっていましたしね。
先進国のワクチン接種が進んでいることから
米国経済は目をみはる回復をみせていますので
原油需要拡大期待も原油価格を支えています。

ここで増産しても需要が増えてくるだろうから
それほど原油価格は下がらないと見た、ということかもしれません。

また、現在の米金利上昇下でドル高の傾向が強まっており
米国へとマネーがシフトし通貨安に苦しむ新興国は
インフレ対策で利上げに踏み切らざるを得ないところも出てきています。

トルコ、ロシア、ブラジルが3月に相次いで利上げしています。

通貨安に苦しむ新興国、特に原油が掘削できない
トルコなどは原油高で貿易赤字が拡大する一方です・・・。

ということで原油高は新興国経済失速のリスクを高めるため、
世界経済を失速させないためにも
原油価格をこれ以上減産によって釣り上げるのはよろしくない、
という考え方もできます。

また、原油価格上昇はインフレをもたらします。
米国はガソリン社会でもあるため原油があがると家計が苦しくなる、、、
ということもあり米国も過度な原油高を望んでいないのかもしれません。
米シェール企業は原油が高い方がいいですけど
バイデン政権は脱炭素、脱石油です、シェール業界には厳しいのかもね。

ここで増産に舵を切ることで原油価格上昇を抑制することは、
米国を始め世界経済にとっても歓迎でしょう。
インフレ期待の高まりからの金利上昇も抑えられますし。

ということで、ここからの原油価格動向超注目です。
原油が大きく下がれば金利にも多少影響があるかも、って意味でも。