日本フィナンシャルセキュリティーズ

大豆、コーンネットロングはまだまだ高水準

COTポジション眺めてると、大豆、コーンはまだまだ下げ余地大きそうですね。

※COTレポート

CFTC(米商品先物取引委員会)が毎週金曜日公表する
CME先物市場市場の各トレーダーの建玉を集計レポート。
データーはその週の火曜日までのデーターを金曜引け後に確認するもので(日本時間土曜朝)
水曜~金曜分は反映されていませんので、3日前までのデーターということになります。

各トレーダーというのは、市場に参加するプレイヤー大別。

①商業筋(Commercial)
実需に基づいた取引を行う企業(ヘッジ目的)
~生産者(金 原油 穀物農家)、 グローバル企業

②非商業筋(Non-commercial)
キャピタルゲインを追求するプロ(流動性提供)
~ヘッジファンドCTAなど”投機筋”

③その他(Nonreportable)
報告義務がない小口投資家、個人

その中から商業筋の大口投資家のポジション
(ノンコマーシャル)に注目して今後を分析します。

コーンチャートとロング玉(緑)ショート玉(赤)ネット(黄)
コーン
コモディティ市場は債券や為替市場のようにボリュームが大きくありません。
そのため、投機筋らの先物市場での存在感が大きいのです。
黄色のグラフが買いと売りを相殺したネットポジションですが
ネットロングになる過程で価格が上がり、ネットポジが減少する過程で下落する相関が強い。
そしてコーンなどはまだまだネットロングポジションが整理され切っていません。

大豆チャートとロング玉(緑)ショート玉(赤)ネット(黄)大豆大豆は去年の年末辺りからネットロングが頭打ちとなりやや減少に転じているのに
価格だけは上がっていきました。このダイバージェンスは価格上昇の最終局面であったことを示しています。
そして大豆もまた、ネットロングがまだまだ積み上がった状態ですね。

ファンダメンタルズからの買い材料も旺盛だったのですが。。。

FOMCが6月FOMCでタカ派に豹変、テーパリングが意識される中で
リスク資産への資金流入が細る可能性が懸念されます。
先物市場への過度なリスクテイクがしにくくなる中で
ここから再度大豆コーンが買われるのかは疑問。。。

ただ、銅市場はポジションはかなり整理されたようです。
銅銅がここからネットショートになるまで売られる環境にあるとも思えません。
EVやインフラ投資などテーマが豊富で世界景気回復で需要も強い。
そしてチリなど生産国のコロナ感染が収まらないことにはボトルネックも解消されません。

というわけで銅市場はロングポジションが整理される過程にあっても
価格はそれほど崩れていませんね。

中国は先週から流動性供給に転じており、株式市場が上向きになっています。
7月は中国共産党創立100周年の記念のイベントがあるんですよね。
コモディティ価格抑制の規制も緩むかもしれませんので
コモディティ市況の下げ止まりの可能性も。
銅価格が反発するかどうかに注目。

ただ、大豆、コーンは戻りがあれば売り場となるような気がしています。。。