日本フィナンシャルセキュリティーズ

プラチナが上がらぬワケ~ランド安はどう影響するのか

昨日の続きです。
何故プラチナが上がらないか?!

その要因の一つが「為替」です。

ドル高でコモディティ安?!

そのくらいのことだったらコモディティ投資をされている
皆さんは、もう嫌と言うほど解っていることよね。
まあ、ひとくくりにしてしまえばそうなんですが、
ちょっと聞いてください。(あ、読んでくださいかな?)

「ランド安」にもその一端があるんです。

ドルランドのチャートをご覧ください。
ドルランド

ありゃりゃ~随分ランドが下がっていますね。
このチャートはドルランドなので、上昇している方向でランド安となります。


ランドが安いということは裏を返せばドル高ということになるので、
結局のところはドル高が原因ってことに変わりはないのですが(^^;

ランドって生産国である南アフリカの通貨ですね。

ランドが高いということは、生産国の南アフリカにとっては
プラチナが高いってことでもあるんです。

ドル建ての金価格が下落していても、TOCOMの円建て金があまり
下がらないのはそのせいね。円安ですから、日本の目で見れば
金価格はむしろ高値圏での推移となっています。

南アフリカにとって、プラチナが高い、、、ということは
鉱山会社(生産者)は高いうちにプラチナを売ってお金に変えよう、
という行動にでるんです。国際プラチナ価格が下落傾向であればあるほど、
高くて売れるうちに売ろうとする、ということね。

これが市場でのプラチナ需給を緩めてしまっている、、、というわけ。
こちらはドルランドの月足チャート。2011年9月からランド安が加速していることが分かります。

ドルランド月足そして、こちらはプラチナ月足チャート。
やはりリーマンショック後のリバウンド相場のトップアウトは2011年9月でした。
この時、金も天井をつけています。
2011年9月が貴金属の天井で、ドル高スタートのターニングポイントだったわけですね。。
白金ドル建て

実は、このお話は貴金属ディーリングの世界のスペシャリスト
池水雄一さんに伺ったものですが、ユーロ安だけでなく、
生産国の通貨事情がコモディティ価格を動かすという側面もあるんですね。

ランド安、ユーロ安、、、すなわちドル高の流れが続く限りは
プラチナの大底は確認できないということでもあるのかも。

プラチナショートは継続中です。

ドル高が天井ウチとなれば、巻き返しが来るでしょう。
その時は貴金属はドテンロングね。