日本フィナンシャルセキュリティーズ

GOLDポールソンの売り、ドラッケンの買い~軍配は?!

お騒がせの中国ですが、8月14日に、またしても金保有量を公表しました。

中国:金保有高を2カ月連続で発表-透明性改善に努力
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NT7KCA6JTSE901.html

7月中の上海株の混乱期に19トンの金の買い増しをしていたようです。

7月20日にフラッシュクラッシュと評される金の急落があり
その裏に中国の売りがあったのではないか?などと噂されていましたが、
少なくとも、外貨準備の中の金は増えていたということです。
(先物市場で売り仕掛けて安値を現物(外貨準備)で拾った可能性は否定できませんが)


中国はこれまで6年もの間、金準備に関しての公表を行っていませんでした。
それなのに先月、7月17日金曜日に突然金準備の保有量が過去6年間で
604トン増え1658トンになっていることを公表しました。

それが、市場が推測していた3000トンあまりを下回っており、
中国意外と金買ってなかったんジャン(@_@。
と、市場関係者にはショックだったための週明け20日月曜の急落、
という指摘も多いようです。

7月17日、8月14日と月中の金曜日に連続して外準の金保有量を発表した中国。

亀井幸一郎さんからのレポートにわかり易い解説がありましたので
要約してご紹介しますと、、、

IMF(国際通貨基金)の合成通貨「SDR」の構成通貨の見直しを
にらんだ動きの一環と見られる。

「SDR」とは、IMFが規定する合成通貨で「特別引き出し権」と訳される。

引き出して、主要通貨に交換可能。
現在構成通貨は、米ドル、ユーロ、円、英ポンドですが
5年に1度見直しがされることになっており、2016年1月が見直し時期。

それに向けて構成通貨に「人民元を採用してほしい」
そのため、通貨の信認を高めなくてはならない、
ということが、先週の突然の人民元の算出基準価格の見直しによる
人民元切り下げや、外準の中の金保有量公表なのだろう、、、、。


毎月発表されることとなると、金市場にとっての米雇用統計のような
インパクトをもたらす指標となってくるかもしれません。
中国がたくさん買っていれば好材料、買いが鈍れば悪材料・・・?!

しかし、中国が粛々と金保有を増やすために金買いを進めるだろうことは明白で
これが金の下値をサポートしていくものと思われます。

◆そんな中、金上昇期にはゴールドのファンドで巨額の利益を上げたとされる
ジョン・ポールソンが金の持ち分を減らしたニュースが話題。

ポールソン氏、2年ぶりに金ETP持ち分削減-強気派に打撃
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NT7LDK6K50XS01.html


しかし、その裏でドラッケンミラー氏(著名ヘッジファンド・マネージャー)が
第2四半期に、金のETF買いポジションを大幅に増やしていたそうです。
全資金の約22%という極めて大きな資金が金のETFに割り当てられています。

この情報はいつもツイッターで有益な情報を下さる
@kamada3さんによるもの。

このブルームバーグの記事では
ポールソンの持ち分減少は金強気派への新たな打撃となる。

とされていますが、逆でしょ、逆。

これまでの鉄板ロンガーが投げたんです。
対して、これまで全く金を持っていなかったというドラッケン氏が買ってるんです。

底入れのサインじゃないですか?!私にはそう思えてなりません。

ただ、今すぐに金がどんどん上がる!!

ということではないですよ、中国人民元切り下げ騒動では
買戻しが旺盛で反発基調にありますが、
まだまだ米国利上げが現実となるまではマーーケットの
主軸のテーマが「利上げとドル高」であることに違いはありません。

2番底を探るような下落もあるかも知れませんので
それが最後の買い場になるのではないでしょうか。。