日本フィナンシャルセキュリティーズ

まだまだ下落余地が大きいゴム相場

TOCOMゴム売ってます。

チャートを見ると去年10月に173.80円まで下げていますね。
現在183円台だけど、ここを目指す下落になっちゃうんじゃないかなぁ。。。
gom

そもそもゴム価格、昨年10月まで何故下落していたか、というと

タイ、マレーシア、ベトナムなど生産国が
中国のタイヤゴム需要からのゴム価格の上昇を見込んで
ゴムの木を大増産しちゃったんですね。

2005年には150円台だったものがリーマンショック前には350円にまで上昇。

このリーマン前の高値の時、つまり
2007-2008年に生産国ではゴムの木がたくさん植えられました。

ゴムの樹は植えてから樹液が採取できるようになるまで
およそ6年程度かかります。

ということで。

その時植えられたゴムの木からのゴム樹液採取、いわゆるゴム生産が
2013年頃からから始まりました。これが、ゴムの供給過多につながります。

ということで、ゴム価格はリーマンショックで100円まで急落した後、
2011年に530円まで上昇していたのですが、
生産国の生産増から長い下落トレンドに入りました。

この2011年にかけて500円台まで上昇したというのは
おそらく中国の旺盛な買いがあったものと思われます。
シャドーバンキング問題が表面化する2013年に向けては
中国はコモディティを担保に資金調達していたとされています。
500円台までの上昇は明らかに行き過ぎだったと思われます。

そこから見ればすでに半値以下。
そんな安値にあるものがさらに下がると・・・?!

とはいえ、昨年10月の安値はまだ10円も下にあります。

ゴム価格、昨年10月の173円台から今年2015年6月の247円まで
急激に上昇していたんですね。なぜ?!

これはおそらく、上海株バブルが形成される過程で株式市場に流入した
資金がゴム市場にも流れていたと思われます。
要するに、マネーの暴走。ゴム相場は上海株の上昇とともに上昇し、
現在の上海株の下落とともに下げている、というわけ。

で、上海株。

昨日再下落となりました。

天津工場爆発で株価対策どころじゃないのかもしれません。
先週は人民元切り下げまでやったばかりですが
株価が再下落中。もう支えきれないのかもしれません。

となると、相関してゴムが再下落する可能性は非常に高いと思われます。

それでなくてもゴム需要の最大の「タイヤ」=「自動車販売」ですが
中国の7月の新車販売台数は、前年同月比7.1%減の150万3000台となりました。
4月の0.5%減、5月の0.4%減、6月の2.3%減に続き、4カ月連続で前年同月の水準を下回っています。

中国の自動車販売の勢いが止まってしまいました。
生産、販売ともに前年同月の実績を3カ月連続で割り込んだのですが
リーマンショック危機の2008年11月~2009年1月以来のこと。

おまけに、生産国タイのバーツもテロ爆発の混乱で下落しています。
インドネシアルピーもマレーシアリンギなど生産国通貨安が止まらず、
産地は増産傾向。需給はさらに緩むリスクがあると思われます。

また、原油との相関が高いのですが、原油価格の下落リスクもまだまだ残ります。

ということで、随分下げてしまったゴム価格ですが、

ここからさらに下落するリスクがあると思っています。