日本フィナンシャルセキュリティーズ

中国はすでにマイナス成長?!先行して下げていたコモディティ市場

そもそも、この中国発の金融混乱が引き起こされる前から
コモディティ市場は下落が続いており、
世界の景気が本当にいいのなら、
コモディティが下げ止まらないというのはおかしいよね、、、

と、薄々わかっていたわけですが、
それを無視して上昇を続けた株式市場がようやく
現実を見始めたって感じがします。

中国がコモディティを買わなくなった。。。というのは
シャドーバンキング問題で、彼らが銅や金などのコモディティを
担保に資金調達して、投機を行っているということが表面化し、
需要があるわけではないのに担保調達のために購入した
膨大なコモディティが在庫となり、新規での購入が止まった、、、
というところから明らかになっていたわけで、
これはすでに1年以上も前からの事実としてあるわけです。

何かがおかしい、、、
でも中国が発表する指標は若干の減速はみられるものの
緩和策のカードはいくらでもあるし、ソフトランディングに成功するよね?!
という楽観が今年前半のマーケットでの株式の楽観につながっていたわけですが、
その指標だって、ほんとのところ、誰も信じてはいなかったわよね。

信じていないけど、、まあ悪くない数字が出てるんだし
株が上がるなら買わなきゃ損ソン、という楽観がひっくり返ったわけです。

中国は利下げ、人民元切り下げ、株式の売り禁止、年金を使って買い支える、
売った人タイホ、、、などなどあらゆる策を講じていますが
株式の下落を止められず、いよいよ中国がクラッシュするか、ということで
市場が揺らいでいるのですが、商品市況の低迷を見ればこれが先行指標だったと
改めて思うわけです。景気はよくない、特に中国がヤバイと。

いよいよこんなリポートも出てきました。
中国は7%の成長があると言い張ってますが、
現実はマイナス成長なのではないか、、、、と。

高橋 洋一氏のリポート「ニュースの深層」

衝撃!中国経済はすでに「マイナス成長」に入っている
〜データが語る「第二のリーマン・ショック」
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/44888

うそ~ヽ(゚Д゚;)というより、
やっぱり(-ω-;)という感想を持つ方のほうが多いんじゃないかしら。

ということで、中国がいよいよ崩壊か?という危機が表面化するなかで
商品市況はいよいよ歴史的な水準へと下落しています。
これ、行き過ぎのような気もしますが、需給は緩いままなので反発のきっかけがつかめません。

CRBインデックスは歴史的安値を示現。

※CRB日足
CRB.hiashi

この185.13ってのは2001年来の水準なんです。
2001年っていうと、ジム・ロジャーズの「商品の時代」とい本が
爆発的に売れて、ファンド勢も商品投資に目覚めた頃。
コモディティ投資ブーム元年ともいえるスタート地点ですが、
もうそのレベルが見えてきた。
2001年には181.83という安値があります。。。

※CRB週足
CRB月足

米利上げ観測によるドル高も影響してきたこの1年の商品下落ですが、
米利上げ観測が後退、先延ばしされれば、ドル高が一服、
この底値に面合わせでWボトムのように反発するかもしれません。

ただし、それは需要が伸びて需給がタイトになってインフレに結びつく
というような前向きな価格上昇ではなく、
あくまで金融要因からの反発にすぎませんから
トレンド転換、大底確認とはならないような気がしますが、
それにしても、行き着くところまで来ちゃった、という商品相場。

現在崩落し始めて大騒ぎとなっている株式市場に先行して下げていたことを考えると
反発するときも、株式市場より早くその回復の芽を見出せるのも商品市場かもしれません。
ただ、トレンド転換となるような明るい材料はほとんど存在していません。。。
あるとすれば、株下落による逃避マネーが金市場に流れて、金高が主導する、というシナリオくらい。
自律反発があれば、結構大きな上昇となる可能性も否定できませんが、
それが本格底打ちという類のものとは違うんじゃないかと思っています。