日本フィナンシャルセキュリティーズ

26-29日は五中全会、中国景気対策に注目

コモディティ市況も今週に入ってから頭が重くなってきました。

原油が在庫じゃぶじゃぶであることが改めて確認されレンジ帯に
戻り行って来い相場になっちゃったのをはじめ、
金も戻り一服で、全般に来週のFOMCの結果待ちというような
ムードになっているようです。

来週は27-28日にFOMCで米利上げがあるかないかが最大の注目ですが、
実は中国でもビッグイベントが控えているんです。

「五中全会」 26-29日

5年ごとに開く中国共産党の最高決定機関
「中国共産党全国代表大会(党大会)」の職権を代行する
党中央委員会が年1回程度開く会議の5回目の会議ですが、
今回は2016~20年の経済政策を定める「第13次5カ年計画」草案が
主要議題となるため、注目度が高いのです。

この夏の上海株の暴落、人民元の切り下げの影響は
世界の金融市場を揺るがし、世界同時株安の様相にまで
発展したことを考えると、中国が立ち直ってくれないことには
まだまだテールリスクが払しょくできないわけで、
その意味では、今回ここで巨額の景気対策が打ち出される
ことで、中国がそれを払しょくしてくれるんじゃないか。
という期待も高まりますね。

中国はリーマンショック後の2008年に
GDPの10%を超える4兆元規模の景気対策を実施したことで
これが世界経済の立ち直りに寄与したとされています。

一部にはその半分の2兆元規模の景気対策が打ち出されるという
観測もあるようですが、果たしてそこまでの規模になるかどうか。

アメリカやイギリスを相手に巨額のばらまき外交に成功している
中国です、自国を支える景気対策でケチケチして
市場を失望させることはないと思いますが、果たして?!

ただ、リーマンショック後の景気対策は、
道路・鉄道などのインフラ投資、住宅投資などが中心でしたが、
これが過剰投資、過剰設備となり、在庫となっていることを
考えると、そのようなインフラ投資とは違うものになりそうです。

コモディティ市況には、巨額のインフラ投資が救いになる
という地合いですが、そこに過剰な期待はよせないほうがいいかな。

しかしながら、アメリカが来週利上げを見送り、
中国から規模はわからないにしても景気対策が発表される、
というシナリオであれば、世界の株式、商品市況にとっては
プラス要因ですし、ここからは楽観していいんじゃないか、
と思ってみています。

ただ、今日VIX指数がピョコンと上がってるのはちょいと気がかり。。。