日本フィナンシャルセキュリティーズ

2016年(来年の)大豆コーン相場とエルニーニョ

米国産穀物、大豆、トウモロコシの収穫も終盤です。

今年も豊作見込み。これで3年連続の豊作です。
豊作が4年続くこともあるにはあるのですが、稀。ということで、
来年2016年は天候相場に波乱がありそうな予感もありますが、
その前の足元の「需給相場」あまり盛り上がらなそうです。

そもそもの豊作に加えて「需要」も弱いのです。

前年同期比の米国穀物の輸出成約が25%も減少しているとか。

その背景をマーケット・トレンドで
コンチネンタルライスの茅野信行氏に伺っていますので
是非ご一聴を。
http://www.radionikkei.jp/podcasting/trend/2015/10/player-20151023.html

また、来春まで続くとされているエルニーニョが
モンスター級になるということを警戒して
穀物高を予想する向きもありますが、
エルニーニョって発生そのものより
「消え方」が重要であり、どのように消滅するかによって
穀倉地帯への影響が変わってくると茅野さんは解説くださいました。

最もリスクが大きいのは
2-3月頃に忽然とエルニーニョが消えるパターン。

そのようなパターンとなれば7-8月に
穀倉地帯がホット&ドライとなるのだそうです。

5-6月までエルニーニョがなかなか消えずに残るようなら
7-8月のトウモロコシの受粉期などの重要な時期に
影響はあまりないようです。

エルニーニョは発生している期間というより
その消滅の在り方が、米国穀倉地帯にもたらす影響が
異なってくるというのが重要です。

エルニーニョ発生=穀物不作
ということではないんですね。

実際1997-8年の20世紀最大のエルニーニョパターンでは
穀物は平年並みに収穫されたことで大相場となっていません。

ということで、エルニーニョが材料での大相場を期待しすぎる
のは危険ですが、それでも3年連続の豊作となったことを
考えると、来年は平年作、もしくは不作になるサイクルだと
思われ、来年の天候相場時期には何か大きく動くんじゃないか
と思っています。

そうなると、やはりエルニーニョが影響するかも?!

ということで、現在発生中のエルニーニョの
「消え方」に注意していてくださいね。

春先に忽然と消えるようなら、穀物は買いです。