日本フィナンシャルセキュリティーズ

有事の金買い?!COMEX金、Wボトムで反騰

先週末、現地時間の13日金曜夜、フランスパリで同時多発テロが起こりました。
イスラム過激派ISISが犯行声明を出しています。
犠牲者の皆様のご冥福をお祈りします。

「有事のドル買い」という言葉があります。
有事には基軸通貨であるドルが上昇するとされています。
基軸通貨であるということは流動性が高いということ。
安全資産という意味合いから米国債や米ドルが買われることを差しています。

今回の件で目に見えたドル買いとなっているということでもないですが、
やはり週明け月曜のユーロドル相場は窓開け下落スタートです。
今回の場合、フランスパリでのテロということで
ユーロ圏であることからユーロ売りとなる、という見方も多く、
ユーロ売りスタート下週明けの値動きは腑に落ちるものですが、
12月3日のECB理事会で追加緩和が目されているため、
そもそもの地合いがユーロ売りだった、ということにすぎないのかもしれません。

極めてはっきりとした値動きとなったのがGOLDです。

コモディティ市場では「有事の金買い」ですね。
金の値動き、週明けは窓開け上昇スタートとなっており、
その後もじり高の展開。

※COMEX金15分足
15分足

先週、これまでの下値支持線であった重要な節目である1077ドルを
下回る瞬間もあったことから、米利上げを前にしたドル高で
やはり金はだめなのか、、、、という絶望的なムードに包まれたのですが、
おそらく、「有事の金買い」という意味合いでの上昇かと思います。

というのも、それほど大きくはないものの「ドル高」であるのに
「金高」となっているから。

ドル高であれば通常は金安ですね。
それでも金が高いというのは、金融要因ではない需給による金買いが
発生しているということです。短期筋が買っているのか
実需の買いなのかは不明ですが、
いつもお世話になっているサイト(サイト名変わったかな?}
ContrarianJapanさんにこんな記事が。

COMEXゴールドの38%相当量が昨日香港保管庫から引き出される
http://bit.ly/1MLHK6V

どういうことなのか、なんだかよくわかりませんが、
水面下で金がかなり動いている、ということでしょうか。

しかし、COMEX金は綺麗にチャートがWボトムを付けていますね。

※COMEX金日足
金日足


重要な節目を割れるか、というところで発生した有事。

長く相場を見ていると、どう考えても買える相場環境にないが
テクニカル的には反発の可能性が大きい、という局面で
不思議と様々な事象発生によりテクニカル分析に事実が寄っていくということが起こります。

今回もその可能性があると思って、先週金をちょっとだけロングしましたが
週明けからこのような事態で上昇することがわかっていたわけではない。
これが相場の不思議なところであり、説明できないところね。
教科書的な教えだけでは相場は取れないのです。

※TOCOM金 日足
TOCOM金

円建て金も上がるでしょうか。
有事はドル買いですが、なぜか「比較的安全資産とされている円」も買われるため
(今日もNHKがそう言っていましたね、その表現にはいろいろ補足が必要かと
思いますが)ドル円相場でみると円高気味になっています。

それでも今日のTOCOM金は強い。

つまりドル高でもドル建て金は強く、
円高でも円建て金が強い、

という典型的な有事の金買い基調に入っていますが、
有事の金買いでも今回は、たまたまそれがきっかけで
反騰しただけ、って感じがします。

もし、この金上昇が「急騰」なら、ついていかない相場。

(池水さんは、有事の金買いにはついていくな、
ほぼ必ず下がるとおっしゃっています)

この相場、有事の金買いはトリガーでも
チャート的にはダブル底という強力なサポートで反騰したことによって
しばらく上昇が続くんじゃないかとみています。

ということで、TOCOM金も円高気味の今、買いじゃないかな?

※TOCOM金1時間足も雲の上に顔を覗かせてます
TOCOM金60

※3460円プラチナショートは買い戻しています。