日本フィナンシャルセキュリティーズ

堅調推移の豪ドル、原油もしっかりで市場に変調か

市場にちょっとした変化が。

商品全般は相変わらず低迷しているのですが、
豪ドルが強いんです。

外為どっとコム総合研究所の神田卓也さんのTwitterで
わかり易い相関チャートを掲載されていました。

@KandaTakuya神田卓也さん

神田さんのツイートされた図表を引用掲載させていただきます。
CUoIfMtUkAAaGO9

 なぜか?

オセアニア通貨投資にも造詣深い元シティバンク チーフディーラー
西原宏一さんは、ユーロオージーに注目。
ユーロオージーチャートは下落が続いていますが、すなわち、
ユーロから豪ドルにキャピタルフライトがあるようだと分析されています。

フランスパリ同時多発テロ以降その動きが顕著化しており、
欧州アセットを保有するリスクを避けるために欧州モノを売って、
割安放置となっていた豪ドルに資金シフトが進んでいるのではないか、というのですが、
確かに上がりすぎたドル、追加量的緩和が燻る円には資金シフトしたくないですよね。
となると、利下げ示唆を繰り返してはいるものの、住宅がインフレ気味、雇用も絶好調のオーストラリア、
実際には利下げしにくい環境であろうと思われますし、金利もある。
ということで、ユーロを売って豪ドルを買うみたいな動きが水面下で出ている可能性はあるのでしょう。

かとって、需要のないコモディティには資金が向かっていない、
ということでCRBインデックスと豪ドルの乖離が生じているということかな。

ただ、原油価格は堅調推移。

※WTI原油15分足、乱高下がサウジのニュース、その後じり高
WTI

一昨日サウジがOPECと非OPECと原油価格について協力するという
報道があって急伸するも、すぐにダレてしまって
やっぱりダメか。。。。というような相場があったばかりでしたが
その後反発し、じりじりと高値を更新しています。

これは、もしかすると、昨日24日のトルコによるロシア軍機撃墜が
関係しているのかもしれません。

トルコとロシアの緊張、原油相場にどう影響するか
http://jp.wsj.com/articles/SB10730555783190984037204581376702603446940

トルコがボスポラス海峡とダーダネルス海峡に対して主権を持っていることだ。両海峡を通じて、ロシア産原油が1日当たり約200万バレル輸送されている。ロシアは、一部の統計によれば世界最大の産油国であり、総計で日量700万バレル強を輸出している。

 モントルー条約(1936年の条約で、これらの海峡の航行を規定している)によって制限はあるものの、トルコは過去において悪天候ないし混雑という理由でこの航行アクセスを制限してきた。そしてトルコの2つの海峡は原油だけの通路ではない。それらはまた、シリアにあるロシアの軍事的橋頭堡(タルトゥース海軍基地)への通路でもあって、トルコはその通行に猛烈に反対している。トルコの「言葉の戦争」は、石油供給を脅かすシナリオにはほど遠いとはいえ、石油市場へのトルコの重要性を過小評価すべきでない。

ということで、トルコは地政学的に要所であることが
原油価格の買戻しに繋がっている可能性は否定できません。

ちょうど豪ドルの上昇と相関する可能性があることから、原油を再度ロング。
42.23ドルアラウンド。

ただし、感謝祭前なので、感謝祭前のポジション調整に過ぎない可能性も^_^;
その場合来週から原油再下落、豪ドルも再下落となるでしょう。
そのリスクにも留意して。