日本フィナンシャルセキュリティーズ

株規制で投資資金はコモディティへ~中国マネー売り参戦の結果銅急落

ゴールドは今年の安値更新しちゃって、大底模索の新展開。

池水雄一さんの今朝のブルースレポートによると
Thanksgiving holidayの薄いマーケットの中、
Globexで約56トンもの売りが出て2分で1066ドルから1055ドルまで下落。
その当たりに大きなストップのオーダーがあったようです、とのこと。

商いの薄い祝日を狙ったストップ狩り的な仕掛けがあったのかもしれません。

1000ドル割れを視野に、覚悟を決めたほうがいい展開ですね。。。

金下落は、米利上げをテーマにしたドル高によるところが大きく、
これが12月利上げとなった場合に、ドルが「事実売り」にされられてドル高終焉となり、
ドル安となる可能性も高く、そうなれば金が底入れして上昇を始めるだろう、、、とかなんとか、
そういうシナリオもあったんだけど、
もしそうならば金のような小さなマーケットは、どの市場よりも先行して織込み始めると
思っていたりもしたんですが、、、チャートは著しく悪化しており、値頃で買うのは危険な状態に。

それでも現物をコツコツ集めるんだったら、この最終局面は
どこで買ってもいいんじゃないかと思っています。

ペーパーゴールドをレバレッジかけて取引するなら
今は買わないほうがいいってだけで・・・(ポジショントーク)

今週は12月4日にOPEC総会があります。
ここで減産合意が飛び出すなんて誰も思っていないので
それ程マーケットに影響するとは思えないのですが、
山っ気のある向きがわずかな期待でロングしていた場合、
現状維持という当たり前の結果でも、投げが出るリスクはあるわけで
無視できないイベントですよね。

ここで原油が再下落の様相を呈することとなれば
貴金属相場にも影響が及ばない保障はないでしょう。

先週、銅などの非鉄系も戻りそうな気配を見せたのは一時的な動きでした。
再下落の様相を強めているのは、どうやら中国のせいみたい。
(そもそもが中国に始まっているんだけど(笑))

銅急落、陰の主役は中国 上海先物、個人が大量売り
http://www.nikkei.com/markets/column/position.aspx?g=DGXLASDJ27H1P_27112015EN2000

上海では個人投資家とみられる売り持ち高が急増しているようです。
8月の上海株の急落後、中国の株式市場では規制が厳しくなり
商品市場に投資資金がシフトしている模様で、
10月以降、中国の投資家は上海市場でざっと約150万トンの銅を新規売り。
これは世界の年間銅消費の7%に相当します。

これだけの新規売りが出ると、香港経由での裁定取引などを通じ、
LME相場にもおのずと波及していくということで
国際市場でも銅価格下落につながっているというわけですが、
これらのショートが巻き返されるときには
一時的には相当なボラでの銅上昇もあるんじゃないの?!

中国の非鉄業者が中国当局に商品市場の空売り規制を陳情した
との情報が伝わった26日、買い戻しが殺到したことで
上海相場が大幅高となり、LMEも一時前日から4%上昇したという
ことがありました。これを見て、そろそろコモディティの下落も
止まるか?と思ったんですが、、、まだ陳情しただけで規制された
わけじゃないのね。。株式市場への規制は速やかに行われたこの夏。
中国はコモディティ市場の規制に動くでしょうか。

それがあれば、彼らのショートが巻き返される過程では
少し値が戻るでしょうね。ただし、現物需給が引き締まっているわけでは
ないので、戻ったところは再度売られるのでしょうけれど、
ここまで下げた相場に売り参戦するのも、勇気がいるわねって話です。