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南アフリカランド急落もプラチナ市場の静寂は底入れの証左か?!

10日木曜早朝、NY時間AM1:00頃から崩れだした南アフリカの通貨ランド。
3:55にはセリングクライマックス的な急落に見舞われ、

ドルランド相場は15.03ドル台まで急騰(急落前14.50台)
ランド円は7.89円まで急落です。(急落前8.43円台)

※ドル/ランド 週足でこのトレンド(°□°;)

ドルランド

その後もドルランド相場はじり高で15.47ドルまで上昇。
ドルがランドに対して史上最高値を更新しています。

※こちらはランド円 
ランド円

新興国通貨の怖いところは通常考えられないボラティリティで
売り込まれることがままあるってこと。

特に通貨ランドは高金利であることから、スワップ狙いの買いも
大きく、こうしたロングが狙われて切らされるような動きが出たと言う感じ。。。

もちろん、このような急激なランド安となったのには理由があります。

「南アフリカのズマ大統領が9日、ネオ財務相を更迭」

これだけ…?!

急落のきっかけはこのニュースだったようですが、、、
そもそも、南アフリカの景気も良くないのよね。

4日、格付け会社フィッチ・レーティングスが、
南アの外貨建て長期信用格付けを「BBB」から「BBBマイナス」へ
ランド建てを「BBBプラス」から「BBB」へそれぞれ一段階引き下げ。

電力不足や米利上げ見通しに伴う金融条件の引き締まりなどが
景気を圧迫していることが背景のようですが、実際景気はよくないようで…

南アフリカの7-9月期の経常赤字は1650億ランドで、
前期の1240億ランドから増加しています。
GDP比では前期の3.1%から4.1%に拡大と悪化。


南アフリカランド安って2011年からずっと続いているのよ。
そして、それはプラチナ市場にも大きな影響をもたらしています。

ランド安ということは南アフリカにとってはプラチナ高です。
通貨安ですから輸出商品にとってもいい。

ということで、南ア鉱山会社はどんどんプラチナを増産して
輸出を続けてきました・・・これが需給の緩みをもたらし、
プラチナ安につながっている、、、ということですが、
今回のランド安を受けてもプラチナ市場はあまり大きく動いてませんね。

※プラチナドル建てスポット日足チャート
NY白金日足
※プラチナTOCOM日足チャート
白金日足トコム

ということは下落は行くとこまで行っちゃったということで
後は上がるしかないということなのかしら?

季節性、カレンダー的アノマリーでは
10月限新甫でプラチナを買えば、1-3月に向けての上昇で
過去6年負けなし!というネタがありますけれど、
(春先は南アフリカが電力不足に陥りやすく、停電などで鉱山操業が停止)
今年もやはり、今の安値を拾えば来春に向けていいトレードとなるのかしら?

ランド安は基本プラチナにネガティブ材料ですが、
現在までのところ反応がないことに注目。

時間差で大崩となるか、もうここから安値はないことの証左と受け止めるか。
面白い局面ではあると思いますが、まだポジションとる気には
なれません。だって来週16日FOMCですものね・・・・。