日本フィナンシャルセキュリティーズ

アメリカ利上げにもドル建て金相場、底堅く推移

利上げはドル買いにつながるという教科書的な見方をすれば
金にとっては下落要因ですが、その利上げは1年にもわたって十分に
マーケットに織り込まれて慎重に慎重を期して実施されたために
それほどのショックはなかった、つまり過度なドル高になっていないことが
金をサポートしていると思われます。

ドルインデックス日足チャート

ドルインデックス

 

ただ、このドルインデックスのチャートは日足も週足も
まだドル高に行く可能性を十分に孕んでいるように見える。。

マーケット関係者のドルの見通しは真っ二つに割れていて
ドル高継続派に対して、利上げで材料出尽くしでドル安となるという
ドル天井派も増えてきています。

過去30年のアメリカの利上げ局面ではむしろドル安になっていた、
という経験則も、ドル天井説の大きな材料となっているようですが、
過去のアメリカの利上げ局面というのは、米国だけでなく
欧州も日本も景気が良かったんですよね。
日本は輸出も好調だった時代で、貿易黒字も大きかったた故の
円高ドル安だったという分析もあります。欧州も然り。
現在はマイナス金利であり、欧州は量的緩和を実施中。
単純に過去事例と比較はできないと思っています。

ということで、しばし、ドル高は沈静化しているように見えても
ジワリとドル買いが戻る様な気がしてないません。

そうなると、今下げ止まって戻りそうに見える金価格も
再度下落圧力にさらされるでしょう。

ドル建て金日足チャート
金ちゃーと

ということでドル建て金日足チャートで直近の下落からの
フィボナッチリトレースメントから見て、
ピンクのライン、23.6%~32.8%くらいまでの戻りはあったとしても
その後は再び下落に転じるのではないか、と思っています。

ちょうどこのあたりって、今年の7~8月にもみ合った水準ですので
結構ポジションにしこりがありそう。

円建て金は、円安ドル高基調が保たれるならそれほど下がらないと
思っていますので、安いところをちょこちょこ拾っておきたいかな。
まだ上昇トレンド期待というには早いとは思いますが・・・・。