日本フィナンシャルセキュリティーズ

原油安でも金高に?!米利上げに懐疑的ムードでドル高止まる

昨日からNY金をロングしています。

これだけ株が大きく下げている割には、あまり上がらない・・・・
という印象なのですが^_^;
ドル建て金それでも、昨日は大きく上昇しましたね。
ロングコストは1078ドルでしたので、タイミングはばっちりでした。

ただ、株との逆相関で買われる、という教科書的な考え方で見れば
あれだけ株が下がっている割には、上げ幅鈍いという印象でもあります。
原油安ということもあって、上がりにくいのかもしれません。
もちろん各々の需給要因による値動きが基本ではありますが、
原油と金は正の相関であることが教科書的な見方で

(ドル高=コモディティ安 ドル安=コモディティ高)
(インフレ=コモディティ高 デフレ=コモディティ安)

外部要因を受けての反応は同方向であるはずですが、
現在起こっているのは、原油安なのに金高。

どういうことでしょうね…

過去1年くらいのチャートでNY原油とNY金を比較してみると、
黄色の期間で同様のことが起こっています。

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いずれも、株価が下落し、混乱していた期間と合致。

つまり、この金融波乱は原油安によるものであると同時に、
金融波乱があれば、金市場に資金が流入している、
ということがわかります。

現在も金融混乱期であるために、原油と金の股裂き相場になっている
というわけですが、本当に上昇する強い相場は
インフレが顕著化する、つまりドル安が加速するときでしょう。
その時は原油も金も同時に上がる相場が来ると思っています。

ただ、それがいつか、、、と言われると、
需給を考えると原油が大きな上昇を見せるタイト感が出るのは
まだまだ先のような気がします^_^;…

例えばこの原油安で、シェール企業淘汰が進んでいよいよ米国生産が激減するとか
サウジはじめ中東産油国経済が立ち行かず、内乱、デフォルトなどの問題が表面化し、
生産障害が生じるなどなど、いずれにしろドラスティックな事態が起こらない限り、供給過剰は続きます。

・・・・それでも2016年後半までには、そんなことが起こって
原油急騰などのシナリオもあるかな、とは思っているんだけど^_^;


今回、金を買ったのは、ドル安が来るんじゃないかな、って思うから。

米株が下落したままだとさすがに米国も今年4回の利上げは難しいと思われ、
3月利上げ見送りの可能性もあるんじゃないかと。

金融混乱で、債券市場に資金が集まっており、米国債券利回りは低下しています。
金利低下でドルも上がりませんね。

金融混乱、金融危機時は「有事のドル」買いが起こります。
少なくとも今回のリスク初動ではドル高円高だったんです。

ところが、今ドル高は止まって揉みあいに転じています。

円インデックスの上昇と比較してみると、いかに円が買われているかが
わかりますね。だから円高ドル安になってしまっているのです。
ドルは上がっていない。

このところ発表される米国の指標も良くないですね。
小売売上高、鉱工業生産、景況感指数、住宅着工、、、

こうした指標悪化も利上げ見通しへの疑問符となり
株安の金融危機にも関わらず、ドルに資金が流入しない事態と
なっているのだと思います。

もし、これが明らかにドル安に転じることとなれば
金がもっと上がるはず。

というのが、金買いの理由です。

CFTCの建玉明細を見てもヘッジファンドのポジションは
12月に1050ドルを割り込んだ時には、金の買い越し幅が1万枚を割り込みました。
過去最低水準じゃないかな。

以降、ファンドは買いを徐々に増やしています。
これがトレンド化するならば、金価格上昇もトレンド化するのでは…

ということで、ドル建て金が上がればTOCOMの金も上がるでしょう。
円高も115円台まで来たので、一服するかと思います。
1年を通してみれば110円シナリオというのもあるのかもしれませんが。

※現在NY在住の松本英毅氏。先日ラジオNIKKEIの番組マーケット・トレンドにも
ご出演いただき、わかり易い原油解説で好評でしたが、
岡藤投資LABにて「松本英毅氏による緊急セミナー」開催されました。

このセミナー動画を申込者全員に無料で視聴プレゼントされるそうです。
通常は会員の方限定のセミナーが、お申込者全員視聴可能というチャンス。

http://www.toushilabo.com/service/campaign/matsumoto/index.html

是非ご覧下さいね。