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原油反発、いよいよ下げ止まり?!ただのショートカバー?!

先週の日経平均先物16000円割れから金曜の17000円大台回復の大相場。
1000円以上もたった1日で戻すセンチメントの大転換で
ドル円相場も115円台から118円台へと上昇しています。

特に日本だけが強いということでもなくて、米株も下げ止まっており
木曜、金曜と2営業日ダウ平均はプラスでひけているのですが、
そのきっかけはなんでしょう?

①原油底入れ?

原油価格は20ドル台半ばまで下落していたものが
32ドル台まで回復してきました。原油安が止まったことから
市場に安心感が広がったとの見方も。

②人民元安が止まった?

2/8からの春節(旧正月)に向けて資金需要が高まる時期ということで
人民銀行が資金供給を行っています。
春節に向けてパニックも沈静化に向かっています。

③そもそもはECB

原油安が止まったのはECB理事会がきかっけだった可能性が大きいですね。
ECB理事会の発表があった木曜はEIAの在庫統計が発表になっていますが、
在庫は増加していたにもかかわらず、原油が上昇。
なぜ___?と不思議に思っていましたが、

ドラギ総裁が

「新興市場の成長をめぐる不透明感の高まりを受けて、下振れリスクは新年が明けて再び増した。
ECBの金融政策姿勢について次回3月の政策委員会で再検討し、
場合によっては再考することが必要になる可能性がある。」

と発言したことで3月のECB理事会での追加緩和思惑が急激に高まり、
加えて今週の日銀の金融政策決定会合でも、欧州がやるなら日本もやらねば、
といった期待が一気に膨らんでいることが、金融市場全般の
ショートカバーを誘っているものと思います。

この相場、大底でしょうか?!

在庫増の指標が出たのに原油にショートカバーが入って上昇した、
という事実をみると、足元の原油価格は、ちょいとやりすぎだったのかもしれません。
100ドルから30ドル台までの大きな下落トレンド、大局では
米シェールと中東産油国のシェア争いで供給過剰となる中、
中国の需要減退懸念が拡大してきた、という需給が大きく材料視
されたものと思いますが、足元での20ドル台への下落というのは
需給でもなんでもなくて、投機的なファンドのショートが演出していたのかも。

加えて同日、先週の木曜はNY原油市場の限月交代があって
これまでの取引限月である3月限から6月限へと中心限月が移行しています。

現在、NY原油先物市場ではコンタンゴと言われる順鞘状態。
(※スポット(現物)価格が安いため、スポットに近い期近が安く先限が高い)
手前の期近限月が納会して一つ先の限月にロールオーバーされることで
自ずとその限月間の鞘の分だけ、価格が上昇しちゃうんですよね。
ほぼ同鞘であれば、あまり大きな値動きとはなりませんが、
今、結構限月間の鞘って大きいのね。先に行けばいくほど高い。

http://jp.investing.com/commodities/crude-oil-contracts

ファンド勢はショートを減らしています。

ヘッジファンド、原油が12年ぶり安値から上昇前に売り持ち減らす
http://www.bloomberg.co.jp/news/123-O1HGX06JIJUO01.html

こんなことも重なったことで、原油が大きく上昇したように見えるわけですが
本当の大底を付けたかどうかは微妙。

前述したように大きなトレンドを形成してきた基本の需給の緩みが
根本的に解決されたわけではないからです。
短期的に、ロールオーバーや日欧の追加緩和観測の高まりで
ショートカバーが起こっただけであると考えると、
再び原油は下落するリスクがある、と考えて、この高値に飛びついて
買うことはやめておこうと思います…。

と言いつつ、日経とドル円はロング中。
原油が再下落となれば日経もドル円も再下落となると思うので
ハラハラしますが、原油はどこまで戻れるでしょうねぇ。。。


金ロングはまだ持ってます。
なかなか大きく跳ねてくれないですけれど、、、。