日本フィナンシャルセキュリティーズ

9日金急落の原因は?~急落も上昇トレンドは継続中

今日は取材でゴールド界の重鎮、
ICBCスタンダードバンクの池水雄一さん、
金融貴金属アナリストの亀井幸一郎さんと3人で
ゴールド、そしてプラチナについて対談をさせていただきました。

足元では昨日9日(月)夕方から欧米にかけてドル建てゴールドは売りが先行、
ゴールドは大きく値を崩しました。

※ドル建て金日足チャート
kinndayio-------------------

先物6月限は27ドルもの下落で1260ドル台へ落ちちゃった。
とはいえ、日足チャートを見るとまだまだ一目の雲の上にあって
上昇トレンドが崩れたという感じじゃないですね。

じゃあ、なぜ昨日金がこれほど売られたのか。。。

池水さんは先物市場の投機筋のポジションにおいて
金ロング残高が1000トンにまで膨れ上がったことで利食いがでた、
とお話されていました。

これは池水さんが今日TwitterやFBにUPされていたチャートですが、
下段が投機筋の金ロング残高です。足元で一気に膨れ上がって
1000トンにまで達したことが分かりますね。

※投機筋金保有残高

ikemizusann-----777777
過去の経験則から見ても、1000トンを超えてなお金保有残が積みあがったこと
ありません。1000トンまで金買いとなればすべからく利食いが入った過去を
見れば、足元の下落は、このロングの利食いであったことは一目瞭然。

去年2015年12月の残高が一番凹でいて、米利上げに踏み切るまでの
思惑からのドル高で、彼らが金をほとんど保有していなかったことが
わかります。それがこのわずか5か月ですさまじい金残高増。
投機筋がショートポジションを締めて、新規にロングしたことが明らかです。

問題は、2008年から11年ころまでに見られたように、
多少利食いが起これば、また買いが入って再び1000トンに、
また利食いが入って、また買いが入って再び1000トンに、
というような回転が効く相場となって、金上昇トレンドが継続できるかどうか。

亀井さんは、昨年見られたようなほぼゼロに近いところまで金が
売られることはなく、回転が効いた金の上昇トレンドが醸成されると
指摘、それは、米利上げが出尽くしとなったことに加えて
日本のマイナス金利導入も影響していると解説くださいました。
マイナス金利導入で金高?
金ってインフレヘッジで上昇するんじゃないの?
デフレ脱却できないのに金高とは一体どういうことなのでしょう。

この対談の内容は日経マネー6月号にてお読みいただくことができます。

私はというと、金は押し目買いで1350~1360ドルくらいまでの上昇が
見込めるのではないか、と思っていますが、
最悪1200ドルくらいまでの調整はあってもおかしくないので
もっと下がれば買いたいと思ってます~

※円建て金は4400円台でしつこい揉みあいですね。
こういう時はやりにくい。
みんな下がったら買おうと思ってるんでしょうね。

実際、今、現物市場はとても静かなんだそうです…。
(下がると買いが増える)