日本フィナンシャルセキュリティーズ

6月利上げの可能性浮上も金ETF市場への資金流入続く

先週18日水曜の「4月のFOMC議事録」公表から米国の6月利上げの可能性が出てきました。

これまで6月利上げ織り込み度は10%以下だったマーケット。
一気に6月利上げもある?!と織り込みが始まってドル高基調。

これはドルインデックスですが、、、
議事録公表前からドルが反転上昇し始めていましたね。

※ドルインデックス(上段が日足、下段は週足)

ドルインデックスはこっちだった

ドル高基調となってきたことで、コモディティは上値を抑えられてしまっています。
CRBインデックスは調整入り?

※CRBインデックス (上段が日足、下段は週足)

ドルインデックスよんよんよん
2月の上海G20 で米中がドル高是正での密約を交わしたとの根強い噂は
その後のマーケットを見ればさもありなん、ですが、
米国には米国の事情もあり、年内1度も利上げしないというわけにも行きません。

では、いつ利上げするのが妥当なのか…。

6月は23日に英国のEU離脱を問う国民投票があるため利上げしないのでは?
という指摘もありますが、これも離脱派が少数となってくれば関係ありません。
あくまでFRBは「インフレ率」と「雇用」を重視。

その意味では次回6月の雇用統計はかなり注目ですね。


さて、6月利上げ思惑が出てきたことで、金価格も上値が重くなっています。

このままトップアウトしてしまうのでしょうか…。

池水氏のブルースレポートによると、最新のCFTCの建玉ポジションから計算した
HFら投資家の金ロング保有残は977トンから1004トンに増加。
再び1000トン超えということで、調整への警戒が強まりますが…。
(1000トンまで積みあがるとほぼ必ず利食いが入って調整入りとなる)

ところが、金ETF市場には資金流入が続いており、機関投資家らの根強い
金買いが継続していることが明らかに。

金ETFの代表銘柄SPDRゴールド・シェア)残高は 先週金曜20 日も
9 トン近く増え 869.26 トンに積みあがっています。

6月利上げ観測があるなかで、19日、20日と資金流入が続いているのです。

また、亀井氏がレポートで書いていらっしゃったのですが、
今回の投機家らはショートポジションを200トン維持したまま。

過去の高値圏では 200 トンを超えるショートの存在はなく
一方的にロングに傾くというのがパターンだった、そうです。

つまり、現在の投機家らのポジションは強気一辺倒ではないのが特徴。

1000トンロングの利食いが強いか、
200トンショートの踏み上げが来るか。

6月利上げの可能性が強まって、価格は落ちてきていますが、
ETF市場には旺盛な資金流入。

さて、ここから。。。。

1200ドル前半まで下がったら買い増ししましょ。