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ペトロカレンシーポンド急落でどうなる原油価格

ブレグジットの報道をTVで見ていたのですが、BBCか何かで
ロシアのプーチン大統領がブレグジットを受けたインタビューに応えて
「英国の判断を尊重する、すぐに経済に影響があるとは考えていないが
天然ガス価格には影響が及ぶだろう。慎重に注視していく」
というようなことを話していたんです。

ブレグジットでなんで天然ガスが下がるんだろう…。

って感じですが、英国とロシアってパイプラインつながってたかな?
とググってみるとこんな記事が

英国とロシアは北ヨーロッパ天然ガスパイプラインの建設に関する協力について6月26日に合意した。(2003年)
https://oilgas-info.jogmec.go.jp/pdf/0/540/200309_097t.pdf

天然ガス輸入国に転じる英国
http://www.mizuho-ir.co.jp/publication/report/2003/ukngas030930.html

ロシアは天然ガスを英国に輸出してるのね。

英国は EU 加盟国の中で最大の産油国であると同時に、
オランダに次いで 2 番目に大きい天然ガス生産国だったのですが
生産量は1990 年代後半にピークを迎え減少。
純輸出国から天然ガスに関しては2004 年に
原油は2005 年に純輸入国となっているようです。

英国経済が低迷、緊縮を強いられるので輸出量が減るってことかな?
そのメカニズムはよくわかりませんが、
足元で天然ガス価格が急落しているという風でもありません。

※天然ガス日足チャート

tennnenngasu
そこで思ったのですが、英国は産油国でもありますね。
確か2015年は世界23位の産油量を誇っています。

北海ブレント原油=主にイギリスの北海にあるブレント油田から採鉱される硫黄分の少ない軽質油。

英国のGDPの10%はエネルギー製品が占めているとされ、
この値は先進国では最も高いとされています。
(wiki情報なので正確かどうかわかんないけど)

今は原油の輸入国になっているとはいえ、エネルギーセクターが
英国経済に与える影響は大きいということです。

北海油田の利益が英国の税収の10%前後に達した1980年代に
ポンドは「ペトロポンド」「ペトロカレンシー」と呼ばれていたそうです。

ペトロカレンシーとは産油国通貨を称する言葉。

ということで、実はポンドとブレント原油って値動きに相関が強いんです。

ポンドが下がれば、原油が下がる。
原油が下がればポンドが下がる?
(どっちが先かは鶏と卵)

この2月までのポンドの下落って国民投票実施を嫌気しての
ポンド売りと指摘されていましたが、市場関係者の中には
「原油価格下落」がポンドの下落を招いたと分析する方もいました。

実際にポンド/ドルの過去半年間の値動きを北海ブレント価格と比較してみると
高い相関性があったことを確認できます。

ポンドと原油価格の連動は、原油価格がドル建てであるため
ドルと逆方向に振れる(ドル安で需要が高まる)ことが影響している
ともいえるのですが、原油価格が上昇する(ドル安になる)のであれば、
ポンドが上昇するという相関があるとも言えます。

そして、、、、ポンドが暴落しているでしょ。

※ポンドドル日足

ポンドドル

それなのに原油がまだそれについて行っていないの。

※ブレント原油日足

ブレント原油


これをどう読むか?!

プーチン大統領は天然ガス価格を気にしていました。
となると、、、ポンド安を嫌気して原油が下がるって感じじゃない?

実は生産国通貨が安くなると、輸出競争力が高まるので
生産国はコモディティを増産するというパターンがあるのね。

長期的にプラチナが下落したのは、米利上げ観測でドル高が続き、
生産国である南アフリカの通貨ランドが暴落していたせいで
南アがプラチナ生産を増やしていたという需給も影響していました。

ということで、ここから結構大きな原油の下落が来るんじゃないか。。。って気がしています。
原油軽めにショートしてみました。ブレント原油が下落すればWTI原油だって下落します。
国際指標であるブレント、WTI、ドバイ原油価格の相関性は極めて高い。
下手するとWTI原油価格も30ドル近辺まで下げちゃうんじゃないの???

となると、株式市場もこれを嫌気してもう一段安なんてことが起こるかもしれません。
まだまだブレグジットriskを舐めないほうがいい相場だと思っています。