日本フィナンシャルセキュリティーズ

NY株式市場は天井?!どうなるゴールド

米株のボラティリティが急上昇。いよいよ来たか?!
というような大幅下落となっています。
このチャートは週足のダウ平均。

ダウ

米株天井、暴落説はここ1~2年囁き続かれてきていましたが
2015年チャイナショック時も、2016年年初の米利上げの影響(チャイナショック再来とも)でも
猛烈リバースして、ボラが高まって買い場を提供しただけに終わりました。

さて、今回の米株下落も同様に調整で終わるのか、いよいよ米国株ド天井なのか。

まだワカリマセン。

でも、株がダメでゴールドに資金が逃げてきているかというと、、、
そうでもないんですよね。金は結局レンジの中です。
ブレグジットの時に、それまでの1200~1300ドルの100ドルレンジ上限を
突き抜けて1355ドルまで急騰し、その後1300~1370の70ドル幅程度のレンジに
水準を引き上げていますが、レンジは2か月半近くになってきました。

※NY金日足チャート

金

このレンジをいずれ抜ける時は、そりゃー上方向じゃないかなと思ってますが、
きっかけは何でしょうか。9/21の日銀?それともFOMCでしょうか。

米株安でも金が上がらなかった背景は、まだ下落の初動では金融市場の動きは
「キャッシュ化」だからだと思われます。手仕舞って現金にしておく。
まだそういう動きなんじゃないかと思います。
債券市場でも債券が売られ、金利が急上昇していますが、その資金が
どこかの市場に流れた形跡は見られません。

リーマンショックの時もそうでしたが、最初は何もかもすべてのリスクアセットは売られました。
そして、真っ先に立ち直って上昇を始めたのが金市場でしたね。

日銀会合ではマイナス金利拡大の思惑が広がっています。
銀行の収益を圧迫するとして副作用が問題視されていますが、
収益を圧迫しないように配慮する「逆ツイストオペ」予想が出てきており、
マイナス金利深堀りは、金にとって上昇要因です。
金利が付かぬ金投資のデメリットを相殺する政策であるためです。

長期債を買う妙味が出てくる逆ツイストオペということでも
あるのですが、しかし投資先はJGBだけではないので相対的に考えれば
マイナス金利深堀のインパクトは金市場にも大きいと思います。

また、FOMCで利上げしたら金下落じゃないか、という見方もありますが、
12月の利上げが実施されてからなんですよね、金が底入れして上昇開始したのって。

だから利上げは決して金下落要因ではないのです。
利上げする、する、と言われてきた2015年12月までに相当に売り込まれてきたため
利上げによるドル高で金下落というテーマでの下落は終了しちゃったんですよね。
材料出尽くしというやつです。

ですから、2016年に入って過去4年半もの下落トレンドに終止符を打って反騰を
開始した金の上昇はまだ序章ということになります。

結局は欧州も日本も緩和継続の過剰流動性相場ですので、
金が終わるということはないでしょう。

これから今夜のブレーナードFRB理事の講演とか、
来週の日米の金融政策とかイベントは盛り沢山です。
1300ドル近辺までまた下がる局面があれば買いたいかな。

最悪1270ドルくらいまでの下落を覚悟で。