日本フィナンシャルセキュリティーズ

ゴールド下げ止まり、テクニカル的に綺麗な水準

レンジを下に放れて1250 ドル割れ示現となったドル建てゴールド。

背景にはドル高がありますけれど、
誰が売ったかって、先物市場の投機筋らですね。


※COMEX 金先物市場の売り

10/11時点で 先物市場のロングは 前週比 156 トン減少の 607トン
9/27時点には 908 トンまで積みあがっていたので
この2週間で 301 トンもの売りが出されたことになります。

そりゃ下がります(;´・ω・)
しかし、金が終わったとは思えないのがETF市場。

 ※ETF・金連動型上場投資信託はポジション増

この1週間でETFを通じたゴールド保有量は2013年以来の高水準に。

ETF市場で短期売買する投機家もたくさん存在しますが、
先物市場よりは年金などの中長期マネーが入りやすい市場です。
機関投資家らがETFを通じて、一定量のゴールドを保有していたいという
思惑が見て取れます。まあ、低金利時代ですものね。
金利が高いものはリスクが大きいですし、ゴールドをポートフォリオの
一部に加えておこうという運用者もあるでしょう。
日本の機関投資家にも、ETFを通じて金を保有するところが出てきた
という情報もあります。運用難の時代なのです。

ゴールド相場の先行きについては
先週のラジオNIKKEIマーケット・トレンドにて
金融貴金属アナリスト亀井幸一郎氏に伺っています。

ゴールド急落、先物ポジション整理もETF市場は…
http://blog.radionikkei.jp/trend/date/20161013/

そもそも9~10月はファンドの決算期にともなう換金売りなどで
リスク資産が売られやすい時期でもあります。
11月末締めの欧米ファンドの決算の45日ルールに照らし合わせれば
10/15までは売りにさらされやすい(売られていたものは買い戻されやすい)
ということで、ゴールドに積みあがっていたロングも、
先週までで換金売りが一巡したのではないか、、、とみることもできますね。

※ドル建てゴールドチャート

金
年初の底から今年の高値までのフィボナッチ・リトレースメント、
綺麗に38.2%で下げ止まって反発の様相です。
今年の高値越えとなる勢いでの反騰につながるかどうかは
まだワカリマセンが・・・

それから、インドが婚礼需要期に入りますので
インドの実需買いが下値を支えるシーズンでもありますね。

この辺りは拾ってみても面白いと思うわ。