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原油価格堅調、11月OPEC総会で減産正式合意か

原油価格が堅調に推移しています。
昨日は価格上昇の材料となるニュースが2つほど。

①OPEC石油輸出国機構のバルキンド事務局長が18日、
OPEC加盟国が11/30に開く総会で、各国の生産水準について
大きな意見の相違なく生産制限で合意できるとの見通しを示した。

OPEC事務局長だけではありません。
アゼルバイジャンのアリエフ大統領も、18日、
原油生産量を凍結する用意があると表明しています。

②API米石油協会が公表した米原油在庫減少。
14日までの1週間の原油在庫は380万バレル減の4億6710万バレルとなった。

上記2点を材料に原油が上昇しています。

ただ、原油在庫の減少はメキシコ湾岸で発生したハリケーンマシューの影響で
操業を休止していた製油所の生産が回復したことで精製が再開したことによる
原油在庫の減少ということのようですので、これが大きな買い要因ということ
でもないのですが、現在の市場環境は「好材料に反応しやすい」地合い。
上げたい相場なのでしょう。米国ではシェールオイルの生産に使う掘削リグ
稼働数が増加傾向にありますが、この材料にはほとんど反応しませんね。

しかしながらイラクやイラン、ベネズエラなどは
生産量減産の割り当てを決めるのが9月の生産量であることに対して
異議を唱えている模様で、本当にすんなりまとまるかどうかは不明。

ということは11/30までのラリーでしょうかねぇ。。。
OPEC総会までの上昇を取りに行こうと投機筋が原油ロングポジションを
積み上げています。原油急落前の、原油価格が90~100ドル台あった頃の
水準に近付いてきています。これが一気に手仕舞割れれば、原油価格は
一気に下落します。そうした手仕舞いが、どのタイミングではいるかが
この相場のポイントでしょうか。

※CFTC建玉明細  http://trend-line.co.jp/rand/zaiko/cftcdate.htm 原油ロング

週足チャートでは上値が軽くなって60ドルくらいまでは
上昇しそうなんですけどね。原油ロングポジションはまだ継続しています。
原油週足