日本フィナンシャルセキュリティーズ

上値重い原油、減産合意に期待も投機筋原油ロングが重し

WTI原油50ドル台を値固めしているように見えますが、上値は重くなってきました。
急落もないのですけれど、一段高となるには材料不足。

サウジ国王とベネズエラ大統領、原油相場の安定へ協議
http://jp.reuters.com/article/g-oil-idJPKCN12O03M

ベネズエラ大統領 10年間原油価格を安定化させる形式
https://jp.sputniknews.com/business/201610232933581/

マドゥロ大統領が指す「我々」というのがOPECを指すのかどうか
はっきりしないのですが、ベネズエラはハイパーインフレに陥っており
混乱状態。原油安で財政が悪化した影響は甚大ですので、
希望的発言でもあるのでしょうけれど、サウジ国王と会談しており、
サウジとしても原油価格の安定(上昇)は急務ということでしょう。

その他の国とも、サウジは積極的に会談、交渉を繰り返しており、
11月の公式OPEC会合へ向けて正式減産合意へのシナリオ固めに入っています。

一方で、足並みそろわぬ、というお約束報道も。

サウジ・エネ相、ロシアとの協力に期待 原油生産調整めぐり会合
http://jp.reuters.com/article/saudi-russia-idJPKCN12N0ZX

イラクが減産合意に参加するつもりはない、とかなんとか、
足並みの乱れも指摘されていますが、
その分をサウジが引き受けるとみられており、
こうしたニュースにも、過度に悲観的な値動きにはなっていません。
原油相場は非常にしっかりとした推移ですね。

原油先物下落、イラクがOPEC減産からの除外求める
http://jp.reuters.com/article/global-oil-idJPKCN12O08I

40ドル後半までの下落があっても別に不思議はありません。
そのほうが60ドルに向けては、新たな買いが入りやすくなるでしょう。

気になるのは、投機筋のポジションですね。
ロングが積みあがってきています。

原油ロング
http://trend-line.co.jp/rand/zaiko/cftcdate.htm

原油価格が100ドル台で暴落前の水準にまでロングが積みあがっても
価格が50ドル台前後。これ以上ロングが増えないところまでくれば
利食いが優勢となり、40ドル台へと下落擦る可能性は否定できませんが、さて。

11月30日OPECまではまだ一カ月もありますしねぇ。。。