日本フィナンシャルセキュリティーズ

10月ゴールド価格急落も「ポンド建ゴールド」は全く下落していなかった

ヘッジファンドが金の買い越し減らす、利上げに備える
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-10-25/OFKU2M6KLVS401

10月に入って金を売ったのはヘッジファンド。

上記記事のファンドの金買い越し残減チャートを見れば明らか。


fffffffff

「COMEX金先物市場」での金ロングポジションを減らしたってことです。

10月入りでにわかに米国の年内利上げ機運が高まったかのような
ムードになっていますが、そんなことは今更だよねぇ。。。

金や原油などのコモディティ市況はヘッジファンドらのポジションによって
価格が大きく変動します。為替市場などと比較しても、そのマーケット規模が
小さいため、彼らのレバレッジを効かせたポジションが価格に与える存在感が
大きいのです。1340ドル台から1250ドル台まで100ドル近い下落も彼ら短期筋が
利上げを控えて利益確定の手仕舞いをしたということですが、
彼らは、新規に金を売ったわけではなく、あくまでキャッシュ化されただけですので、
またその資金は儲かる相場が来るとなれば市場に流入してきます。

短期筋は利食いに動く意味で金を売りましたが、ETF市場での金保有残は
減少していないということですから、中長期での金上昇トレンドは終わっていない
と思っていますが、特に今、金を欲しがっているのは英国のようです。

英投資家、価格下落も金保有継続 EU離脱への懸念強く
http://diamond.jp/articles/-/105628

100グラムの金塊の販売量が、6月23日の国民投票後の2週間で7倍に増えたとしている。
同局金塊担当のクリス・ハワード氏は「10月の販売量は、前月から比べると倍以上に、6月との比較では50%増える見込みだ」

ということで、英国民はブレグジットでの経済縮小におののき
ポンド下落の防衛として金を手にしているとみられます。

これはポンド建ての金チャート。
ポンド建て金チャート

ブレグジットで急伸して以降、揉みあいが続いていますが下がっていません。
ドル建て金チャートは10月に急落しているのに、、です。
ポンド安が金を支えているという側面もあろうかと思いますが、
旺盛な金買いがポンド建て金価格をサポートしている・・・?!

記事にもあるように、一般的に現代の英国では金への関心は
それほど高くない野だそうです。その英国民が金を買いだした…。

EU債務危機以降、ドイツの金買いも増加しています。
世界的に通貨の信認が低下し、それに代わるものとして金が選ばれている
ということでしょう。米国とて、利上げのペースは年1回。
低金利時代は長期化すると思われます。

米国の超低金利、2〜3年は続く=セントルイス連銀総裁
http://jp.wsj.com/articles/SB11104639269023523859604582394083609988996?mod=WSJJP_hpp_MIDDLE_Video_Second